見知らぬ土地に出かける時、自動車にナビゲーションが付いていない場合は、ロードマップと呼ばれる道路地図が大きな役割をはたします。
ただ車内に地図が積んであるといっても、それを引っ張り出してきてじっくりと読むのは、多くの場合、道に迷ってからでしょう。
これでは地図を見る度に「車を停めたり動かしたり」周りの車に大きな迷惑となりますし、中には「運転しながら地図を広げる」などという危険な行為に及ぶ人もいます。途中で地図を広げれば「今、自分がどのあたりにいるのか?」といった事が、ひと目では判別がつかない場合も多いです。
こういったギクシャクとした危険な運転を避けるには、出発前にある程度の情報を地図から読み取っておく事が必要です。
出発前に見る情報は、次の分岐点までの最低限の情報で良い
出発前に地図を読むと言っても、出発地点から目的地まですべてを記憶する必要はありません。大まかな方角と、次の分岐ポイント、その分岐ポイントにある目印を頭に入れておく程度で十分です。
こうすれば、「どこまで走って休憩し、そのついでに次の分岐ポイントまでの大まかな道順を頭に入れる」といった作業を効率よく行うことができます。
オススメの道路地図
携帯する道路地図は、ある程度大まかな道路状況が見渡せる20万分の一程度の広域地図と、目的地付近で詳細な場所を特定するための10万分一程度の詳細地図があると便利です。
例えば昭文社の「マックスマップル」であれば、この2つに縮尺地図の他に、それぞれの地域の観光地情報、高速道路料金や道の駅情報など、旅に役立つ情報が沢山掲載されています。サイズもA4とコンパクトに出来ているので、車内に携帯しても邪魔になりません。ドライブに使う程度であれば、この地図で十分だと思います。
これに目的地付近が市街地であれば、詳細な市街地地図があるとさらに便利です。
この他に同社が出版している「スーパーマップル」という地図があります。この道路地図は「マックスマップル」よりもさらに詳細な地図情報を見ることができます。広域地図に加えて3万分の一の詳細地図。さらに詳細な1万分の一地図も掲載されています。
「観光情報よりも詳細な地図が見たい」という人にはこちらがオススメです。ただし地図情報が詳細な分お値段も高めとなります。
一日のドライブを終えたら、もう一度地図を見返してみる
ドライブを終えて自宅やホテルにたどり着いたら、是非もう一度、今日の行程を道路マップで確認してみてください。
「予想外に遠回りしてしまった」とか、「ここにはこんな面白いものがあった」とか、「今度はこっちにも行ってみよう」と様々な新しい発見があるはずです。
これにその地域の名前や道路名などを合わせて見ておけば、あなたはドンドン道路の達人となっていきます。色んな地域の道を知り尽くしているなんて、ちょっとカッコいいではありませんか。