新型(4代目)レクサス RX 450h(ハイブリッド)バージョンL【試乗評価】日本車のクオリティとアメ車の雰囲気を併せ持つ、高級SUV [DAA-GYL25W]

レクサスRX450hのフロント

今回は「新型(4代目)レクサス RX 450h(ハイブリッド)バージョンL」を試乗レポート。
2015年にフルモデルチェンジした、Lクラスの高級5ドア・クロスオーバーSUVです。

このハイブリッドモデルの他に、2.0Lのダウンサイジングターボを搭載した「RX200t」がライナップされます。

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外観

全長4890mmX全幅1895mmX全高1710mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2790mmとなります。

大らかなボディラインに、カクカクとしたシャープなラインでディティールが刻まれます。日本で見ると「ちょっとやり過ぎじゃない?」と感じますが、アメリカの風景に溶け込むと、俄然、「近未来的でおしゃれな高級SUV」に見えてくるのですから不思議なものです。

フロント

大きなスピンドルグリルに、切れ長のヘッドライトが組み合わされます。大型SUVでありながら、クーペのようなスポーティさがあります。

サイド

重厚感のあるサイドパネルに、薄く小さなキャビンが組み合わされ、キビキビとした躍動感を感じさせます。

情緒あふれる豊かな面構成、ディティールの緻密な処理が相まって、高級SUVにふさわしい輝くような上質感を表現しています。

リア

レクサスRX450hのリア

ギュッと絞り込まれたリアエンドに強く傾斜した小さなリアウィンドウ、緻密なディティールを持つリアコンビランプが組み合わされ、塊感の強い上質なリアビューです。

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内装

レクサスRX450hの内装

上質な樹脂素材に鈍く光るメタリック、高級な本革が組み合わされ、レクサスならではの若々しい上質感を表現しています。

レクサスRX450hのステアリング

レクサスのエンブレムが輝く、重厚感のあるステアリング。

レクサスRX450hのセンターコンソール

センターコンソール上部にレイアウトされたアナログ時計が、RXの車内にさりげない上質感を加えます。

シート

レクサスRX450hのフロントシート

たっぷりとしたサイズを持った形の良いフロントシートに、厚みのある上質なアンコが組み合わされます。長時間ドライブでも疲れにくい快適なシートです。

レクサスRX450hのリアシート

クーペライクなキャビン形状とは裏腹に、リアシートにも大人が座れるだけの充分なスペースが確保されています。シートサイズもゆったりとしていて、長時間ドライブでも快適にこなすことができます。

荷室

たっぷりとした奥行きと広さを持つ広大な荷室スペース。家族4人でキャンプにバーベキューにと、自由に楽しむことができます。

静粛性

たっぷりと遮音材がほどこされ、静粛性能は先代よりも向上しています。

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エンジンとミッション

3456ccのV型6気筒DOHCエンジン+電気モーターに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、262ps/6000rpmの最高出力と、34.2kgf・m/4600rpmの最大トルクを発揮します。
また電気モーターは、167psの最高出力と、34.2kgf・mの最大トルクを発揮します。
車両重量2140kg。JC08モード燃費は、18.2km/lとなります。

エンジン

3.5Lのツインカムエンジンと電気モーターを組み合わせた「ハイブリッドシステム」が、巧みに4輪を駆動します。

低速域からたっぷりとしたトルクを発生する電気モーターによって、滑り出すように軽やかな出足です。中速域からはV6エンジンも協調して、さらにスムーズで力強い走りが味わえます。キビキビとした軽快な身のこなしで、超重量級ボディを感じさせません。

「ドライブモード」を「スポーツ+」にするとさらに吹け上がりの良いエンジン特性となります。ただし、街中を流す程度であれば「ノーマル」で充分ですが。

トランスミッション

電気モーターとエンジンのメリットを併せ持つ「シリーズ・パラレル・ハイブリッドシステム」は、レクサスならではの緻密な制御でギクシャク感の無いスムーズな走りを見せます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備され、前後ともにスタビライザーで強化されます。

足回り

芯のある引き締まった乗り心地でありながら、衝撃の角はきれに丸められています。重厚感のあるしなやかな乗り心地です。

高速域でもどっしりと安定しており、矢のように直進します。

ハンドリング

ステアリング操作に対してリニアに反応するものの、中立付近には適度な遊びがあり、神経質な印象は全くありません。キレのあるスポーティなハンドリングです。

背の高いSUVにしてはロールも少なく、安心してコーナーをクリアする事ができます。

評価のまとめ

クーペライクなスタイリングを持ちながらも、巨大なボディを活かして、室内と荷室にはたっぷりとした余裕があります。

また、トヨタ流の緻密でスムーズ、パワフルなハイブリットシステムは、この高級なSUVにさらに上質なフィールを加えています。

その大らかでカッコいいボディスタイルは、日本のせせこましい住宅街ではちょっと派手すぎるかもしれません。

しかし、頭の中でアメリカの西海岸をイメージしながら走れば、わくわくするような非日常感を味わうことができます。

トヨタ流の高い信頼性と、アメリカ市場にあわせた大らかでカッコいい雰囲気をあわせ持つ、贅沢な高級SUVです。

価格

価格 | 7,285,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)