ガレージは、車好きなら誰でも一度は夢見たことのある憧れの設備です。
しかし、実際に自宅に設置するとなると、費用も馬鹿になりませんし、本格的なガレージを設置する土地も簡単には用意できません。
そこそこ安い「カーポート」
そうこうしている内に目に入るのが、金属製の柱とポリカーボネイト製のルーフで構成された「カーポート」です。
本体価格は大体10万円~20万円。これに施工費用が3万~5万円ほど上乗せされます。加えて、自宅の庭に車一台分以上の土地が必要となります。
また、カーポートはガレージのように完全に車を覆っていませんので、雨や砂埃、鳥の糞に対しての効果は限定的です。
ただカーポートは厳密には建物ではありませんから、ガレージと違って資産税が掛かからないという大きなメリットがあります。
一番安価な「ボディカバー」
予算や土地の都合でカーポートが用意できない場合、次に候補に挙がるのが、車に直接掛ける事のできる「ボディカバー」です。
このボディカバーのメリットは、価格が安く施工費用が不要、加えて月極の駐車場でも使う事ができるという点にあります。
しかし逆にデメリットとしては、使う度に出したりしまったりが面倒。中に砂埃が入ると、ボディと擦れて傷が発生しやすい。結露によりボディが錆びたり、車内にカビが発生する。といった具合に、安い故の欠点がいくつかあります。
オールラウンドの愛車保護機能を誇る「パイプ車庫(簡易ガレージ)」
そこで秋ろーがオススメしたいのは、パイプとビニールシートで構成された、組み立て式の「パイプ車庫(簡易ガレージ)」です。
パイプ車庫は、建築物ではありませんので、カーポートと同様、資産税が掛かりません。加えて本体価格も普通車用で3万円弱からと大変お手頃で、設置費用もそれほど掛かりません。アンカーでコンクリートに打ち込む場合は、一本につき数百円程度ですみます。
アンカーで固定しなければ、月極駐車場でも設置できます。駐車場のオーナーとの話し合いによっては、アンカーの打ち込みも可能かもしれません。
また、車とビニールシートの間に適度な空間が保たれていますので、車に傷が付いたり、結露してボディを錆びさせる心配もありません。
※結露については、雨が降った翌日、しっかりと換気するなどの気遣いが必要になります。地面が土の場合はさらに湿気が増えます。
ただ、何から何まで良いこと尽くめの「パイプ車庫」ですが、唯一大きな欠点があります。どうみても見た目がかっこ悪すぎるのです。このパイプ車庫が自宅の駐車場にあれば、農機具か何かを置いているような野暮ったい雰囲気が漂ってしまいます。
パイプ車庫の裏技
このパイプ車庫の裏技としては、カーポートとの併用があります。
カーポートのガッチリした構造と、熱遮断能力。パイプ車庫のオールラウンドな車体保護機能が一体となって、愛車をしっかりと守ることができます。