車の暑さ対策については、今まで何回かに分けて様々な視点から解説してきました。
これで暑い夏の日も安心、車に常備しておきたい暑さ対策グッズ6選【運転のコツ】
今回はさらに視点を変え、ドライブする「時間」や「コース」の調整によってさらに暑さを低減する方法を紹介します。
暑さで疲れてしまう原因
夏の暑さで疲れてしまうのは、車内の温度そのものより、直接ドライバーの目や皮膚に降り注ぐ強烈な太陽光線が大きな原因です。
そのためいくら車内をガンガン冷房で冷やしても、車内へ直接太陽光が侵入してくる限りドライバーの疲労を防ぐことはできません。逆に、冷えすぎた空気によってさらに疲労を助長してしまう事もあります。
そこで、サングラスやサンシェードなどの物理的な日よけグッズを使い、暑さをしのぐ事が大切になります。といっても、このような避暑グッズで完全に暑さを防ぐことはできません。
暑さをしのぐのに都合の良い時間
一般的な日よけグッズだけでは足りず、「さらにもう一段進んだ暑さ対策をしたい!」という人には、運転する時間の変更をオススメします。
当然ながら、太陽の昇らない夜中に走行すれば、完全に太陽光を防ぐことができます。といっても、夜中に走行するというのはスケジュールを考えると中々難しいものがあります。また、無理をするとドライブ中に眠くなってしまい、交通事故になる事も考えられます。
そこで秋ろーがオススメするドライブの時間は、朝10時頃に出発して、昼すぎの2時くらいまでに到着するというプランです。
「ええー!、一番熱い昼をまたいで走るのー!」という声が聞こえて来そうですが、実はこれが一番直射日光を遮るのに都合がいいのです。
昼間に車内が過ごしやすくなる理由
夏の昼近くになると太陽は徐々に空の真上に移動し、気温もガンガンと上昇してきます。しかし、車に乗っているとこの太陽の位置が幸いして、直射日光が車内に侵入して来なくなるのです(自動車の屋根によって車内に大きな日陰ができる)。
これにサンシェードやサンバイザー、サングラスなどを併用すれば、車内に緩めにエアコンを掛けるだけで驚くほど快適になります。
後は、目的地に付いて木陰や施設内で涼しく過ごすか、太陽を気にせずにガンガンと外で遊ぶか自由に楽しんでください。夕方、辺りが薄暗く成り始めてから帰路につけば、帰りも太陽光を浴びずに済みます。
ただし、この方法は2~3時間程度で到着できる場所に限られます。
ドライブコースの調整によって暑さをしのぐ
といっても、全ての人がこの時間に移動できるとは限りません。例えば「朝日が登ってから出発し、夕方、日がある内に帰宅しなければならない」という場合は、ドライブコースの選択によって暑さを幾らかしのぐ事ができます。
例えばドライブコースの大部分が山の東側に位置しているという場合、朝は高速道路を使って素早く移動し、帰路は山陰によって涼しくなった下道を走るのです。
ただし、実際のドライブコースはもっと複雑です。場所によって下道を走ったり、高速道路を走ったり、臨機応変に使い分ける必要があります。といってもそれほど厳密に考える必要はありません。地図を眺めながら日陰になる道をなんとなく特定しておき、気分によって自由に組み合わせた方がドライブは楽しくなります。