子連れでドライブともなると、普段そこら中を元気に走り回っている子供を、小さな車の中に無理やり押し込め、チャイルドシートでがっちりと固定する事になります。これでは、騒ぎたい盛りの子供にとってはたまったものではありませんね。
秋ろーが子供の時も、たかだか30km程度の距離が膨大な時間に感じられたものです。
子供にとっての1時間は、大人の1時間とは比べ物にならないほど長いのです。当然ながら、どんなに機嫌のいい子でも次第にドライブに飽きてギャーギャーと騒ぎ出すことになります。
こうなると苦痛に感じるのは子供だけでは済みません。大人も子供の声を聞き続ける事で疲労がたまり、次第に集中力も途切れがちになります。その結果、安全運転にも支障をきたします。
そこで今回は、こんな子供連れのドライブに役立つ、「子供を大人しくさせるための裏技」をいくつかご紹介したいと思います。
車内におもちゃを用意しておく
子供がグズりだした時は、車内に小さな玩具を常備しておけば助かります。ただし、大きな音がするものは運転の邪魔になりますし、硬い材質のものは、万が一の時に乗員を傷つける恐れがあります。
そのため、車内に常備するおもちゃは軟らかい材質の「ぬいぐるみ」が最適です。男の子の場合は、車や飛行機といったぬいぐるみもあります。お母さんがこんな時のために、オリジナルのおもちゃを作ってあげてもいいでしょう。
好きな動画で気分を紛らわす
最近の新しい車には、センターコンソールに大きな液晶ディスプレイが付いたものが多いです。これにDVDやスマートフォンの映像を流すようにしておけば子供が落ち着かない時に便利です。液晶ディスプレイが無い場合は、後付で安いタブレットを固定するだけでも十分に使えます。ただし、スマートフォンのディスプレイは小さいため、車酔いの原因となるのでオススメできません。
「明日は車でドライブだ」という時は、あらかじめ子供の好きなテレビ番組やビデオソフトを用意しておき、ドライブの時にこれを液晶ディスプレイから流すだけです。
タイミング良くお菓子を与える
子供を大人しくさせるには、甘い食べ物を与えるのが一番です。普段、体に悪いからとか、ご飯が食べられなくなるからといった理由でお菓子を与えていない人も多いでしょう。
しかし、規則正しい食生活も大切ですが、安全な運転にはかえられません。たまのドライブくらいは好きなお菓子を食べさせてもいいでしょう。
ただし、四六時中与え続ける必要はありません。グズりだした頃合いを見計らって、子供の近くにいる大人がタイミングよく与えてください。
このページで紹介した「動画」や「おもちゃ」を効果的に組み合わせ、お菓子ばかりを与え続けないように工夫する事も大切です。
子供の好きなお菓子であれば何を与えてもかまいませんが、チョコレートやアイスクリームなど、シートに付くと後で掃除が大変なものは避けたほうが無難です。
定期的に休憩を挟む
何時間にも渡るドライブの場合は、小まめにコンビニやサービスエリアに立ち寄るのもちょっとした気分転換になります。当然ながら運転している大人にとっても、小まめな休憩は大切です。
1時間ごとに休憩するというスケジュールを組んでおけば、「あと何分走ったら次のサービスエリアだからね」といった言葉で、子供の気を紛らわすこともできます。
ただし、駐車場に停まったら子供はすぐに飛び出そうとしますので、チャイルドシートを外す際は十分に注意してください。