最近の車にはナビゲーションが付いていますし、多くの人がスマートフォンを持っているため、もしもの時はスマホのアプリを確認するだけで正確な位置を確認することが可能です。
ただし、相手は機械ですからいつも正常に作動してくれるとは限りません。また、スマホの場合はバッテリー切れといった事もあります。
こんなもしもの時、道に迷ってしまったら大変です。いつも便利な道具に頼っている人ほど、こうしたトラブルには弱いものです。
今回の【運転のコツ】では、電子デバイスがトラブルを起こして道に迷ってしまった時、なんとか目的地にたどり着くための「裏技」をご紹介したいと思います。
まず「方角」と「大通りの場所」を確認する
ナビやスマホなど、電子デバイスが無い時に道に迷ってしまったら、まず次の2点を確認することが大切です。
その大切な事とは、「(1)方角」と「(2)大通りの場所」です。
方角が分かれば、場所の検討がつきますし、大通りに出る事が出来れば、案内標識にによって大まかな道順を知ることができます。
夜、市街地で大体の方角を知るには?
日中に方角を知る事は簡単です。時間と太陽の位置が分かれば、そこから大体の方角を割り出すことが出来るからです。
ただし、夜になると太陽の助けを借りることはできません。星の位置を見るにしても市街地では明るすぎてほとんどの星が見えません。
こんな時に方角を確かめるには、一般住宅やマンションの向きを見るだけです。多くの場合住宅は南向きに建てられているため、ベランダや大きな窓の向きを確認するだけで方角を知ることができます。
ただし、全部の家が正確に南に向いているわけではありませんので、なるべく沢山の家をみて平均的な方向を割り出す必要があります。
また、ビジネスホテルは必ずしも南向きに建てられているわけではありませんので、あまり参考にはなりません。
大通りの場所を知る
次に大通りの場所を知る方法ですが、住宅の向きを調べて大体「方角」の検討がついたら、頭の中の大雑把な地図を頼りに大通りに向けて走り始めます。大通りが近づけば、街灯や看板、店の明かりで遠くからでも大通りの場所を掴むことができます。
直接看板を目視できないくらい遠くにいても、大通りの明かりによって空がなんとなく明るみますので、大まかな場所を掴むことができます。
大通りが近づいてくれば、ファミリーレストランやガソリンスタンド、コンビニなどの看板が高い位置に設置してありますのですぐに気づく事ができます。
ただし、ラブホテルの看板を頼りに走ってはいけません。ラブホテルは大通りではなく、ちょっと奥まった裏通りに設置してある事が多いからです。