車を長持ちさせるための優しい運転方法5つ【運転のコツ】

フォルクスワーゲンTYPE2

自動車は安い軽自動車でも100万円弱、コンパクトカーなら100万円から200万円程度、高級車になれば何百万円以上もする高価な道具です。

できるだけ長く使って元を取りたいところですが、長く乗るに従って故障が増え、「これなら新車に買い換えた方がお得だね」なんて事にもなりかねません。

しかし、自動車は優しく扱ってやることで、大幅に寿命を延ばすことができるのも事実です。

そこで今回は、どういうふうに扱えば車のダメージを減らして寿命を延ばすことができるのか、簡単な方法をいくつか紹介してみたいと思います。

スポンサーリンク

車を長持ちさせるには、ブレーキとアクセルはなるべく優しく操作する

ブレーキとアクセルはなるべく優しく操作してください。もちろん、緊急時は思い切ってブレーキを踏み込む必要がありますが、普段は車に余計な負荷を掛けないように穏やかに操作するのが基本です。

例えば、アクセルを操作する時。ガバっと乱暴にアクセルを煽れば、自動車全体に無駄な負荷が掛かり、結果的に自動車の寿命を短くすることになります。当然ながら急激な発進は危険運転にも繋がり、何も良いことはありません。これはブレーキ操作についても同様です。

その他には、信号が青になった時、「今だ!」とばかりに急発進する人も多いです。後続車両がいる場合は、ゆっくりと発進するとクラクションを鳴らされそうで気になりますが、とりあえずブレーキを離していればブレーキランプが消灯しますので、相当イライラしている人でない限りクラクションを鳴らされる心配はありません。安心して優しい操作を行ってください。

ブレーキとアクセルを優しく操作すれば、嬉しい副作用として車の挙動もグッとスムーズでエレガントになります。あなたの隣に同乗する恋人やパートナー、友達からは「ああ、この人の運転はなんてスムーズで気持ちいいんだろう」と評価もうなぎ登りです。

スポンサーリンク

ATの切り替えは、一呼吸の間を置いて

ATのシフトレバーを乱暴に扱うと、自動車の中でも高価な部品「トランスミッション」を痛めてしまいます。

特に頻繁な切り返しを必要とする駐車場の出し入れでは、一呼吸の間を置いた優しい操作を心がけてください。

例えば、前に少し進んで停止、その後ギアを「R」に入れ後退するケースです。ギアを「D」から「R」に入れた後は一呼吸の間をおいてブレーキを離し、駆動力がタイヤに伝わるのを待ちます。その後、クリープの力だけでゆっくりと車が動き出しますので、それに併せてステアリングとアクセルを操作してください。

このシフトの切り替わりで、急激にアクセルを煽れば、高価なトランスミッションに取り返しの付かないダメージを与えることになるでしょう。

スポンサーリンク

近距離移動は自転車を活用する

自転車や歩きで十分行けるような1キロから3キロ程度の近さであれば、なるべく自動車を使わないようにしましょう。こういった近距離での頻繁な自動車の使用は、健康に悪いだけでなく、自動車にも少なからずダメージを与えます。

近距離での自動車運行を頻繁に繰り返せば、エンジンが温まりきらない内に止まることになり、エンジン内部に十分なオイル循環が行われません。また、排気系に溜まった水蒸気も完全に乾くこと無くその場に留まるので、残った水分によってマフラー周りを腐食させる事もあります。

「自動車は5キロ以上の場合に限って使う」と自分なりのルールを決めておき、近場の移動には自分の足や自転車を活用してください。

セルモーターはしっかりと最後まで回し切る

イグニッションキーをちょこっと回して、最小限のセルモーターの力でエンジンを始動させる人がいますが、これはエンジンやセルモーターに深刻なダメージを与えることになります。いますぐに止めてください。

最小限のセルモーターでギリギリエンジンを始動させると、なんだか格好いい感じがしますが実際は逆です。車を大切に扱う人ほど、セルモーターをしっかりと回してシリンダー内に十分な花火を散らし、エンジンを正常な状態で点火させる事を心がけています。

もちろん、いくら「しっかりとセルモーターを回した方が良い」といっても、エンジンがしっかりと始動しているにも関わらず、そこからさらにセルモーターを回し続けるのも故障の原因となります。セルモーターは適切なタイミングでしっかりと回し、エンジンが始動したらすみやかにイグニッションキーから手を離してください。

セルモーターを回すのが苦手だという人は、新車を購入する時に「プッシュ・スタート式」のイグニッションを装備すると良いでしょう。プッシュスイッチを押すだけで、コンピューターが最適なタイミングでしっかりとセルモーターを回してくれます。

「据え切り」はなるべくやらない

狭い場所で車を切り替えしたり、路上で縦列駐車をする時は、車が止まったままタイヤの向きを変える「据え切り」を行う人が多いです。

しかし、この「据え切り」は、ステアリング機構やタイヤのトレッド面に少なからぬダメージを与えます。

前後に車を動かすスペースが全く無い場合は仕方ありませんが、少しでもスペースに余裕があるなら、車を前後に動かしながらステアリングを切ってください。この小さな配慮が車の寿命を大きく伸ばすことになります。

ステアリングを回し切る時も優しく

20年以上前、当時のシトロエン・エグザンティアに乗る知人に、「フランス車で、ロック・トゥ・ロックは厳禁なんだよ」と言われたことがあります。

「ロック・トゥ・ロック」とは、ステアリングを右いっぱいから左いっぱいまで回した時の回転数の事ですが、当時の知人はステアリングをいっぱいまで回して動かなくなった状態(ロック)の事を言っていたようです。

古いフランス車のステアリングを回し切るのが厳禁かどうかは分かりませんが、日本車であってもロック領域に向けて「ガツンッ」と強くステアリングを切るのは避けた方が無難でしょう。

普段から愛車のステアリング領域を把握しておき、ロック領域が近づいたら優しくそっとロックさせてください。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)