ジャガーは2018年のデトロイトモーターショーで、「2018年型 ジャガー F-type」のフェイスリフトを発表しました。
フェイスリフトとは、マイナーチェンジに伴って外装まわりに手直しが施され、元のデザインを大きく変えることなく微妙に変更されることをいいます。
「2018年型 ジャガー F-type」の場合は、新しいLEDライトと軽量化されたスポーツシート、Go-Pro(デジタルカメラ)を使って自分のドライビングを撮影するための「自撮りモード」が新たに搭載されています。
ちなみにジャガーが「2018年型 ジャガー F-type」と呼ぶモデルには、全てのクーペモデルとオープンモデルが含まれています。
ジャガーのフェイスリフトは手間を惜しまない
ジャガーのデザインチームは、このボクスターと競合するスポーツカーの4年ぶりとなるリフレッシュ作業に繁忙を極めていたそうです。
変更箇所はそう多くはありませんが、新しくLED化されたヘッドランプと、リアコンビランプ、フロントバンパーのバランスを修正するため、「一部を微調整すれば他の部分とのバランスを再度調整する」といった地道ながら、手間の掛かる作業が繰り返されています。
ジャガーのような超高級車の場合、そのデザインによおる上質なイメージはブランド力を左右するほど大きな影響力を持ちます。
そのため、微妙なデザイン変更であっても細心の注意を必要とされるのでしょう。
「2018年型 ジャガー F-type」の内装
内装では、「タッチプロ・インフォテインメント・システム」が採用され、恐ろしく旧式の「タッチスクリーンシステム」と置き換えられています。新しいシステムには、10Gのストレージ容量に加えて、素早くスムーズな操作と見やすいインターフェイス、美しいグラフィックが採用され使い勝手も大幅に向上しています。
また、新しく装備される軽量シートには、マグネシウムとアルミニウムにより複合フレームが使われ、8kgの軽量化が達成されています。加えて、50mmの調整機構があるため、ある程度、背の高いドライバーにも対応することができます。
「Go-Pro」による自撮り機能
今回の「2018年型 ジャガー F-type」マイナーチェンジで、注目を集めているのはモバイルカメラ「Go-Pro」による自撮り機能です。
普通のドライブレコーダーと何が違うのかというと、カメラの搭載場所が車内ではなく、ボンネット中央にマグネットで固定されることです。これにより、より迫力のある緊迫した映像を録画することが出来るようになります。
また、「Go-Proカメラ」は車内のインフォテイメントシステムと連携しており、スマートフォンでコントロールする事も可能です。加えて、車両データも同時に保存できるため、ドライビングのトレーニングや車両整備、単純に録画して後で見て楽しむなど色々な使い方が考えられます。加えて、「Go-Proカメラ」ならではの高精度な画質で保存できるため、普通のドライブレコーダーでは得ることの出来ない高い臨場感と迫力を保存することが可能です。
「2018年型 ジャガー F-type」の販売時期と価格
「2018年型 ジャガー F-type」は、2017年の第1四半期にはイギリスで発売され、335馬力のマニュアルトランスミッション、後輪駆動車で51,450ポンド(約721万円)から買うことができます。
「2018年型 ジャガー F-type」は22のグレードを用意しており、一番高価なモデルはSVRの110,000ポンド(約1542万円)となります。
また、一年限定のモデルとして「400sport」というモデルが設定され、搭載されるエンジンは3.0リッターV6で400馬力を発生します。外観には専用20インチアロイホイールが装備され、加えて金メッキのけばけばしい「400sport」バッジが装備されます。
(参考:CAR Magazine website)