新型 ボルボ XC90【試乗評価】パワフルで上質な乗り味と優美な外観 [DBA-LB420XC]

今回は「新型 ボルボ XC90 T6 AWD インスペクション」を試乗レポートいたします。
ボルボXC90は、2015年のモデルチェンジで2代目となりました。また日本仕様は翌年の2016年から発売されています。

「スケールプロダクトアーキテクチャー」という新しいプラットフォームと、新開発のダウンサイジングエンジンが組み合わされ新世代ボルボカーとして生まれ変わりました。
この新世代プラットフォームは、今後登場する中級以上の車にも使われるため、自由度の高いフレキシブルな設計が施されています。

この「T6」はハイプレッシャーターボにスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様ですが、ロープレッシャーターボのみのモデルは「T5」、ハイブリッドシステムの搭載されたモデルは「T8」となります。

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外観

全長4950mmX全幅1960mmX全高1775mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2985mmとなります。

北欧デザインならではの全く甘さのない、優美で上質な美しい外観です。

全体のプロポーションには、かつて90年代にステーションワゴンブームの火付け役となった「850エステート」のような四角いデザインへの回帰が見られます。 ただ今回の「XC90」のデザインは、昔のようなエッジの効いた四角ではなく、エッジの丸いソフトで現代的な再解釈がなされています。

フロントヘッドライト内には、「T」字型のリフレクターが組み込まれていますが、これは北欧神話に出てくる「トールハンマー」がモチーフだそうです。
このリフレクターのおかげで、適度に愛嬌が相殺され、甘さの少ない神秘的な表情がもたらされています。

サイドビューは850エステートなどとは異なり、Aピラー(一番前の柱)とDピラー(一番後ろの柱)がしっかりと寝かされスポーティなスタイルに仕上がっています。

リアエンドには最近のボルボに共通の、「柄杓型」のリアコンビランプがレイアウトされています。コンパクトカーにはデザインが冗長すぎてうるさい時もあるのですが、スペースのたっぷり取れるフルサイズSUVにはバッチリとはまり、スポーティで重厚感のあるデザインに仕上がっています。

ボルボのフラッグシップとなるフルサイズSUVですが、ボディサイズが巨大で日本で使うにはちょっと大きすぎる様な気がします。

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内装

内装にもスカンジナビアデザインのテイストがいかんなく発揮されており、上質で居心地のいい空間です。特に車内にふんだんにあしらわれたナチュラルカラーの木目は、清楚で清潔感のある質感で、心が洗われるようです。

この素晴らしい内装空間を是非動画でお楽しみください。

センターコンソールの「十字」のモチーフがちょっと野暮ったい気がしますが、ひょっとしたら祖国「スウェーデン」の国旗がモチーフになっているのかもしれません。

新しく設計されたシートは極上の座り心地を提供してくれます。フロントシートは、しっかりとした樹脂製のバックシェルに、上質なスポンジと本革が組み合わされ、適度なコシとストロークのある快適なシートに仕上がっています。SUVながらしっかりとサイドサポートも設けてあり、これなら長時間のドライブも苦になりません。

セカンドシートはフロントシートと比べても遜色のない作りで、適度なコシとたっぷりしたストロークが設けてあります。中央の席には「インテグレーテッド・チャイルドシート」が標準で装備されており、簡単な操作でチャイルドシートの機能を持たせることが可能です。安全性を重視するボルボならではの装備と言えます。

サードシートもしっかりとした作りで、先代より室内スペースも拡大され、成人男性がなんとか座れるサイズが確保されています。

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エンジンとミッション

1968ccの直列4気筒DOHCターボエンジン(スーパーチャージャー付き)に、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、320ps/5700rpmの最高出力と、40.8kgf・m/2200-5400rpmの最大トルクを発揮します。
車両重量は2080kgで、JC08モード燃費は、11.7km/lとなります。

ハイプレッシャーターボにスーパーチャージャーが組み合わされ、ハイプレッシャーターボの苦手な低速域ではスーパーチャージャーがしっかりとレスポンスの高い過給を行います。
そのため、低速域からのキビキビとした力強い走りと、高速域での伸びやかで力強い走りが両立されており、全域でスムーズかつパワフルな走りを味わうことができます。

当然これだけの低速トルクがありますから、坂道や合流で苦労することもありません。2080kgという重量級ボディを苦もなくスルスルと加速させてくれます。

またこのエンジンは4気筒とは思えない静かで上質な回転フィールを持ちますので、高級感のある快適なクルーズを楽しむことができます。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

車重が重く全高の高いSUVにしては、ロールはよく制御されており、コーナーで不安定になることはありません。ハンドリングはクイックではないものの、自然でリニアなフィールが出ており、気持ちよく運転をすることができます。リアの追従性も高く、小さなコーナーの続くワインディングをスムーズに駆け抜けることができます。

路面の段差を乗り越える際も、上質でストロークの長いサスを巧みに作動させ、不快な衝撃を見事に減衰させてみせます。適度に引き締められた重厚感のあるしなやかな乗り心地です。この快適性と安定感はフラッグジップの名に恥じないものです。

その他

ボルボXC90には「インテリセーフ」と呼ばれる14の安全装備がセットされています。
これには衝突回避ブレーキや、前車追従クルーズコントロール、車線維時制御システムなどが含まれています。

評価のまとめ

この新型XC90には、優美で上質感のある外装、スカンジナビアデザインテイストがたっぷりの内装と、その他の無骨なSUVには見られないボルボならではの魅力があります。

所帯染みたミニバンは嫌だけど、子供や両親と一緒に荷物をたくさん積んでドライブを楽しみたいという人にオススメのフルサイズSUVです。

価格

価格 | 9,090,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)