車を長い間使っていると、前車が跳ね上げた小石や、自分のタイヤで巻き上げた小石などがボディにあたり、いつの間にか無数の小さな傷を作っていることがあります。
この小傷を放置していると知らない間にサビが発生してしまいますが、そのままさらに放置しているとサビがもっと進行して大きな穴を開けることもあります。
特にサイドスカートの裏、タイヤハウスの中などは、飛び石のダメージとともに湿気がたまりやすく、小さなサビが発生しやすい場所です。また、ルーフやフロントフードの上などは、前車の跳ね上げた飛び石が当たりやすく、意外と小さな傷が発生しやすい場所です。
今回は、このボディの小さな傷と、初期症状のサビついて補修方法をご紹介したいと思います。
手順1「下準備」
・ホルツのラストップ(錆取り剤)
・刷毛
・綺麗なウェス数枚
・コンパウンド
・サンドペーパー
・タッチアップペン(錆止め剤入り)
・ホルツのサビチェンジャー
・パテ
・真鍮ブラシ
手順2「サビを早期発見する」
小さなサビがポツポツと浮かび上がり始めたばかりの初期状況なら、素人のDIY作業でも簡単に補修することができます。また、サビの早期発見には、小まめな洗車が効果的です。洗車が終わって水気を拭きあげるとき、サビが浮かび上がっていると手触りで簡単に発見することができます。
手順3「サビを早期発見する」
まず、ホルツのラストップ(サビ取り剤)を刷毛にたっぷりとつけ、ボディのサビに直接塗布してください。
手順4「サビ取り剤を拭き取る」
15分ほど待ってサビが浮かび上がってきたら、綺麗なウェスで少し力を入れながら拭き取っていきます。一度に綺麗に落ちなければ、もう一度ラストップを塗布するところからやり直してください。
手順5「サビ止め剤を塗る」
サビが綺麗に除去できたら、付属のオイル(錆止め剤)をウェスに付けてボディに塗りこみ、再びサビが発生しないように錆止めをしておきます。もしくは、錆止め剤の入ったタッチアップペンで塗装します。
タッチアップペンの使い方については「【DIY】タッチアップペンによるボディ傷の消し方」のページをご覧ください。
手順6「目立たない箇所の頑固なサビ」
ボディの隠れた場所など、目立たない部分に発生しているサビの場合は、直接サンドペーパーを使ってサビを除去します。
サビを除去した後は、忘れずに錆止め剤を塗布しておいてください。
手順7「頑固なサビを除去する」
サビが進行している場合には、サビを真鍮ブラシで綺麗に整え、ホルツのサビチェンジャーを塗布します。サビチェンジャーは塗装の下塗り剤としても使われるケミカル用品ですので、この上からパテを盛ったり塗装をしたりすることも可能です。