今日は夏の風物詩の盆踊りを堪能するため、岡山県高梁市を訪れました。この地方の旧名は備中松山といいますが、この伝統的な盆踊りも「備中松山踊り」と呼ばれ親しまれています。
この備中松山踊りは、江戸時代に五穀豊穣を祈って始められたのが起源と言われ、町衆から始まった「地踊り」と、武家が行っていた「仕組踊り」があります。現在、大々的に行われているのは「地踊り」ですが、「仕組踊り」も小さなイベントの一つとして行われています。
近くの駐車場に車を停め、徒歩で会場へ向かいます。近隣にはこの日のために無料駐車場が確保されています。
盆踊りの会場はうだるような暑さ!
備中松山駅のスロープから踊りの全体像を写したかったのですが、標識が反射してうまく撮れませんでした。高梁の街は、川沿いにある小さな盆地のため、ムシムシと湿気が多く、夜だというのにうだるような暑さです。年に何度かは日本一とか二番目とかの暑さを記録するほどです。
例年は、駅前で氷の彫刻コンテストが行われていたのですが、今年は何もやっていないようです。氷の周りだけは涼やかな風が流れていたのに残念です。
昔懐かしいボンネットバスを発見!
その代わり、駅前には昔懐かしいボンネットバスがディスプレイされていました。このボンネットバスは完全レストアずみで、今も観光イベントに実際に動くバスとして使われています。「かき氷」ののぼりが風情たっぷりでこのボンネットバスとピッタリ合っていますね。この日は「ボンカフェ」として簡単な飲み物を提供しています。
行き先表示の「ぼんばす」は、「ボンネットバス」と「お盆」を掛け合わせてダジャレでしょうか?
参加賞はお酒&お酒
駅前には参加賞のお酒がディスプレイされていました。ワンカップがいっぱいあります!よっぽどお酒の好きな人が多いのでしょう。
備中松山踊りのお囃子
備中松山踊りの伴奏をするお囃子の方々です。暑い中、ご苦労様です!この真ん中のお爺さん、素人とは思えないほどの歌唱力で、秋ろーはうっとりと聞き惚れてしまいました。
500Mほど行くと、Uターンをして駅前に戻るように踊りの輪ができています。踊りに参加する場合は、なるべく浴衣で参加するように推奨されているそうですが、やはり浴衣に山笠はかっこいいですねえ。
女性陣の浴衣も決まっています。踊り連によってそれぞれ浴衣のデザインが違うところも見どころの一つです。また、飛び入り参加の方にも浴衣の貸出&着付けのサービスがあります。格好から雰囲気をたっぷりと味わいたいという人は利用してみてください。(大森ランドリー/大人1500円・子供1000円)
この備中松山踊りは、毎年盆休みの8月14日から3日間続けて行われます。今年も後1日ありますので、興味を持たれた方はぜひ参加してみてください。