高速道路の走行は、普段の市街地走行と比べて速度も距離も多くなり、車やドラーバーにかかる負荷も高まります。また、道路の構造も一般道と大きく異なるため、事前に準備しておく事や、走行中に注意する事にも違いがあります。
そこで、今回は、高速走行をする前と、高速走行中にチェックしておいた方がいいポイントについて詳しく説明したいと思います。
高速道路に入る前の点検については、「【運転のコツ】高速道路に入る前の点検(タイヤの空気圧チェックなど)」のページにまとめてありますので、合わせてご覧下さい。
走行前のチェックポイント
ルートのチェック
高速道路には、入り口や出口、分岐などがありますが、うっかりこれを間違えたり通り過ぎたりすると、下道のようにすぐに修正できないため、次のインターチェンジまで走ってUターンすることになり、時間や距離を大きくロスしてしまいます。
そうならないためには、事前にナビゲーションや地図を使って、大まかなルートをシミュレーションしておくといいでしょう。
渋滞予想や道路工事の情報をチェック
渋滞については、ゴールデンウィークの混雑時など、事前に渋滞予想が発表されることがあります。こういう混雑時に移動する必要のある人は、高速に乗る前に、ネットで情報を収集しておき、渋滞に合わせて効率の良いルートを再設計しておいた方がいいです。
道路工事による通行止めや車線規制についても、同じくネット上に情報がアップされていますので、事前に調査をしておき、効率の良いルートを考える参考にしてください。
走行中のチェックポイント
道路規制情報
高速走行中は、突然の事故や悪天候により、走行規制や通行止めが行われることがあります。ラジオの情報や、路線上の電光掲示板の情報は見逃さないようにしてください。
出口の場所
高速道路上では出口は多くの場合、左側に設置してありますが、中には右側にあったり、合流のためのジャックションが近くにあるために複雑な出口となっている場合があります。出口が近づいてきたら、標識などでなるべく早めに出口の位置を把握するようにしてください。それと合わせて、事前に地図やナビゲーションで出口付近の構造を把握しておけばより安全です。
サービスエリアの出口やインターチェンジの入り口
サービスエリアの出口やインターチェンジの入り口では、新しい車が本線に合流してくるため非常に危険です。
本線を走っていて、合流ポイントが近づいてきたら、万が一に備えて慎重な運転を心がけてください。余裕があれば、走行車線を事前に開けて、追い越し車線を走る方がいいでしょう。
突然の渋滞
高速道路を走っていると、事故や走行規制などで突然渋滞が発生している場合があります。
このため、事前に付近で渋滞が発生しているという情報があれば、見通しの悪いカーブなどに侵入する時は、いつでも減速できるようにしっかりと準備をしておいてください。