カーナビゲーションは、知らない場所に行っても道に迷わずに運転できる便利な道具です。しかし、機能が進化するほどに操作が複雑になり、機械が苦手な人によっては使いこなせていない機能もあります。
そこで今回は、最新型のカーナビゲーションに装備されている便利な機能をいくつか紹介します。
渋滞情報の活用で燃料と時間の節約
最新型のカーナビゲーションには、あらかじめ情報通信網を利用して交通渋滞情報を入手する機能が装備されています。
この機能を利用する事で、カーナビ内の地図と渋滞情報を照らし合わせ、もっとも早く目的地に着くために一番効率の良いルートをカーナビが自動で検索してくれます。
当初カーナビゲーションは、「知らない場所に行くための経路を自動で教えてくれる」というだけの道具でしたが、この渋滞情報を活用したルート検索機能のおかげで、「知った場所に行く時でも燃料や時間を節約してくれる」というさらに便利な使い方ができるようになりました。
その他には、見落としやすい一時停止地点や、大雨の時に冠水しやすいポイント、住宅地のなかに設置されている「ゾーン30」などの速度制限なども表示することが可能です。
また、今後は精密な3D地図と組み合わされる事で、全自動運転を実現するための重要な基幹技術になると言われ、自動車業界の枠を超えて幅広い事業者が開発に力を入れています。
音声入力システムは便利で安全
日本で売られているカーナビゲーションは、安全のため運転中の操作が禁止されています。そのため、走行中にルートを変更する時には、一旦どこかの駐車場などに車を停めて、カーナビゲーションに再入力する必要がありました。
しかし、最新型の音声入力システムを備えているカーナビゲーションなら、その必要はありません。音声入力ボタンを押して、カーナビゲーションに話しかけるだけで目的地を入力する事が可能です。
詳しい住所が分かってる場合はもちろんのこと、「近くのレストラン」や「20分以内でいけるガソリンスタンド」など、柔軟なルート検索も可能です。
さらに、表示画面や音量調整などの細かな操作も音声コマンドにより操作する事ができます。ただ、メーカーによっては音声入力の精度が悪く、イライラさせられることがあります。これは、声とシステムの相性もありますので、購入の際は、実際に店頭で音声入力を試してみることをおすすめします。
地図更新サービス
カーナビゲーションの基幹システムは、なんといってもその詳細な地図情報です。しかし、日本では道路がどんどん新しく建設されている場所もあり、古いデーターのままだと、今まで説明してきた便利な機能も全く役に立ちません。
しかし、ほとんどのカーナビゲーションメーカーでは、予め3年間の地図データ無料更新サービスが商品に含まれています。また、その期間を過ぎても有料で地図データのアップデートが可能ですので心配はいりません。