新型トヨタ オーリス(E18#H)【試乗評価】欧州で磨かれた質感 [DBA-NRE185H-BHXNZ]

トヨタオーリス前面画像

今回は「新型トヨタ オーリス 120T」を試乗レポートいたします。
オーリスは今回のモデルチェンジで2代目となりました。
Cセグメントにカテゴライズされ、かつてのスプリンターの後継車にあたります。
また欧州市場に向けた世界戦略車でもあります。

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外観

全長4330mmX全幅1760mmX全高1480mmのボディサイズを持ちます。

最近のトヨタお得意の深海魚のような有機的デザインです。
フロント周りは、色々な曲線が複雑に組み合わされていて個性的です。

側面から見ると、ライバルのゴルフと比べ全長は65mm長く、ホイールベースは35mm短くなっています。
そのため、フロントオーバーハングが長く、ぐっと前にノーズを引っ張られたような流麗なクーペルックです。
対するゴルフは、4つのタイヤでしっかり大地を掴む力強い端正なスタイリングです。

リアコンビランプはカローラワゴンと同様に、曲線を組み合わせた複雑な造形です。

トヨタオーリス後部画像
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内装

メーターバイザー内には、立体2眼コンビネーションメーターと、カラーマルチインフォメーションディスプレイが備わります。
上質感はありますが、トヨタ車的でまとまり感の無い不思議なデザインです。

シート表皮は柔らかめですが、しっかりコシがあり、体圧を分散してくれる快適なシートです。
本革と合皮のコンビネーションでシートの質感は高いです。
リアシートの造りも同様にしっかりしています。

遮音性が高く、ロードノイズや風切り音の侵入も少ないです。

トヨタオーリス内装画像
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エンジンとミッション

1,2L直列4気筒ターボエンジンと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、116ps/5200-5600rpmの最高出力と、18.9kgm/1500-4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、19.4km/lとなります。

走り出しはややトルク不足を感じますが、良く出来たCVTが上手くトルク特性を調整し、不足感のない動力性能です。
1300kgのボディを過不足なく加速させます。
中低速領域はオーリスの得意分野で、気持ちのよいドライブフィールを味わえます。
逆に高回転領域では、回転が伸び悩みトルクも頭打ちになります。これは、ダウンサイジングエンジン全般の特性ですから仕方ありません。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

高性能なリアサスとクイックに設定された電動ステアリングにより、ハンドリングの切れは抜群です。
リニアなステアリング特性で、ドライバーの思い通りのラインをトレースしていきます。

硬めながらしなやかな足回りで、角の取れた乗り心地です。直進安定性も高く、安心してステアリングを握れます。
段差を超える際には若干衝撃がありますが、良く出来たリアサスによりしなやかにいなします。

その他

先進安全技術の「Toyota Safety Sense P」が標準装備されています。
こういった先進安全技術は、明らかに死亡事故の低減が実証されており、エアバックなどと同様にすべての車種で標準装備されるのが理想です。

評価のまとめ

ライバルのゴルフとくらべると、デザインや走りの質感で今一歩といったところです。
このCセグメントには魅力的な欧州車が溢れていますので、トヨタであっても一筋縄ではいかないでしょう。

ただ日本で乗る分には、信頼性とコストパフォーマンスの高さというメリットが大きく、オーリスがライバルを上回ります。

価格

価格 | 2,590,037円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)