【コラム】エンジンで車のキャラクターが決まる

ボクサーエンジンの画像
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電気モーターの味

ハイブリッドや電気自動車、燃料電池車などが注目を集めていますが、やはり自動車の味という意味では電気モーターでは物足りません。
また、ハイブリッド車のシェアが急激に増えていますが、まだ当分は内燃機関のエンジンが主流でしょう。
まだハイブリッドや電気自動車では、コストや利便性の上で内燃機関に対抗しきれていないからです。
また電気モーターの自動車は、走らせた時の「味」が少なくてちょっと物足りません。

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お国柄で違うエンジンの味

このエンジンの「味」というものにもお国柄があります。
ドイツでは長いアウトバーンを連続走行する必要があるため、120km/hで巡航し続ける能力と、そこから一気に加速して追い越したり合流したりする能力が求められます。
この為VWゴルフの様な大衆車であっても、エンジンには太いトルクが必要とされます。
これによって、あのVW独特の剛性感ある重厚な乗り味が作られています。

イタリアは北に行けばアルプスの山岳地帯、南に行けば港町や田舎道という地形です。
これによって、とにかくブンブン高回転まで気持ち良く回るエンジンが求められます。
フィアットやアルファロメオのエンジンも、しっかり高回転まで回して元気に走るようセッティングされています。

逆に、フランスでは平坦な国土で高速網が発達しています。それとフランス人の節約好きもあって、とにかくスピードに乗ったらペースを変えずに、燃費を稼ぐという乗り方を好みます。
そのため、フランス車は低速トルク型エンジンでローギヤードな設定の車が多いです。

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大衆車はエンジン音を味として聞かせる

また、大衆車と高級車の違いをエンジンから見てみると、静粛性や大パワー、大トルクといった違いがあります。
静かに乗りたいのは大衆車のユーザーも同じですが、それはあくまでもコストの範囲内でということです。
VWゴルフのような大衆車は、とにかくエンジンの回転を上げるとガーガーとうるさいです。
しかし、この辺はコストの兼ね合いと割り切って、音がしても味や楽しさと感じられるようなセッティングがしてあります。
これがかえって、「エンジンに味がある」と言われ好まれているのが面白いところです。

高級車はコストを使って味を作り出す

「大パワー」「大トルク」については、いくら「300馬力あるぞ」と言っても、そんな性能を使う場面はいくらもないでしょう。それなのになぜ高級車は大パワーを求めるのでしょう。それは、ここぞという時の加速性能や、日常運転の余裕の為です。
特にこのエンジンの余裕というのは、高級車ならではの上質さや味わいに通じる大切な要素です。
合流の際に、高級車がガーガーと必死に加速していたら台無しですよね。また、長距離を運転した時の疲れも全く違ってきます。
実際に走っているのは車なのに、パワーやトルクが無いとドライーバーが疲れるというのも不思議です。

大パワーや大トルクを使ってゆるゆると走り、必要な時には瞬時に力強いパワーを発生することができる。
耳をすませば、遮音材にごしに美しいエンジン音が聞こえてくる。
こういうエンジンの演出効果によって、高級感というキャラクターが作り上げられているんです。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)