【中古車レポート】日産プリメーラ 走りの質感は欧州車レベル [1995年式]


日産がイギリスに工場を建設した関係から、企画された2L級セダンです。
パッケージングとそのハンドリングの良さが受けて、ヨーロッパだけではなく日本国内でも大人気となりました。

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外観

当時日本で主流だった、幅広で全高の低いプロポーションとは、一線を画すスタイリングです。
プリメーラパッケージというコピーが懐かしいですが、その名の通りオーソドックスなパッケージングで、端正な3ボックススタイルです。
セダンだけではなく、イギリス工場で生産された5ドアが輸入されていました。
当時は気付きませんでしたが、今見ると顔の印象が同じ日産ファミリーのマーチと似ています。
現代の車のように、派手なキャラクターラインやオーバーフェンダーはありませんが、プロポーションのバランスがよく清楚な印象です。

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内装

最近の背高のっぽな車と比べれば、広々というわけではありませんが、パッケージングを売りにしていただけに、室内は使いやすい広さです。
トランクも広く、ゴルフバックが3個は入るでしょう。
シートはヨーロッパ車的でストロークがあり、サイズもたっぷりしています。
しっかりとクッションの詰まったシートは、硬さも程よく長距離走行でも疲れないでしょう。

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エンジンとミッション

2L4気筒DOHCエンジンと4速ATが組み合わされます。
低速トルクのしっかり出る素直な特性のエンジンで、高回転まで回しても息継ぎをすることなく、気持ち良く吹け上がります。
ややローギヤードなATとの相性もよく、いつでも必要なだけのトルクを瞬時に発生します。
ごく普通のトルコン式ATですが、エンジンのトルクの厚いところを上手く使い、リズミカルでスムーズな加速を行います。

足回りとハンドリング

バブル期の設計ということもあり、フロントにマルチリンクサス、リアにはパラレルリンクストラットサスという、このクラスとしては凝った方式のサスが装備されています。
この車の一番の見所はハンドリングです。微小舵領域からリニアに効き始め、ハンドリングセンターの曖昧な気持ち悪さはありません。
思った方向に車が瞬時に鼻先を向けるので、「車の方が先に向いているのでは?」といった錯覚を起こすくらいリニアなハンドリングです。
スポーツカーの様にクイックというわけではありませんが、とにかく自然でリニアな反応で気持ちがいいです。
しなやかで、剛性感のある乗り心地で、フラットライドです。
コーナーリングでは、後ろタイヤの接地感が抜けるようなこともなく、見事なマナーで前輪に追従していきます。

評価のまとめ

イギリス政府としぶしぶ交わした約束が功を奏し、あのような大ヒットとなるとは世の中分からない物です。
しかしこのプリメーラは、ヨーロッパ向けに企画されただけあってパッケージングもしっかりしています。
一番の魅力はハンドリングや乗り心地で、ヨーロッパの標準的なレベルをクリアしていました。
当時ヨーロッパでも大人気となるのも当然です。

このように日本メーカーは、しっかりした乗り味の車を作ることもできるのですが、日本国内でやろうとしないのはなぜなんでしょう。
無駄にコストを掛けても売れないよということでしょうか?
この5ドアハッチバック版は英国から輸入されていましたが、価格も250万円と輸入車としては破格に安かったです。
つまりコストがかかるというのも、あまり理由にならないと思います。

しかし、最近はマツダやスバルが今までの車作りを見直し、こうした走りの質感を上げることに注力し始めています。
こういうマツダやスバルの車作りが、ある程度ビジネスとして成功すれば、日本車も変わるかもしれません。

主要諸元

全長X全幅X全高 | 4400mmX1695mmX1385mm

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)