2017年10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催されていた「東京モーターショー2017」。
日産自動車はこの会場の自社ブースで、鮮やかなオレンジメタリックで塗装された「日産 GT-R(Premium edition)」を展示していました。今回も会場で撮影した写真とともにお伝えします。
GT-Rの変わることのない原点。「究極のドライビングプレジャーの追求」。その実現のためにGT-Rは、どこまでも気持ちよく走り続けられる「洗練されたグランドツーリング性能」と、レーシングテクノロジーが生み出す「圧倒的な速さ」を常に追い求め続け、靭やかで大人な乗り味と、ワクワクするようなパフォーマンスをともに目指してきてた。GT-Rは、これらをいっそう”深化”させるために徹底的な磨き込みを行った。
引用:日産自動車公式サイト
「日産 GT-R(Premium edition)」の概要
「日産 GT-R」は日産自動車が誇るスーパースポーツ・2ドアクーペ。2007年に初期モデルが登場して以来、毎年のように改良を加えながら10年以上に渡って生産され続けています。
日産GT-Rとしては初代モデルとなりますが、実質的にはスカイラインGT-Rの後継車という位置づけです。ただし、現行型スカイラインとの直接的な関係性は無く、まったく独立したモデルとして開発されています。
東京モーターショーに展示してあったモデルは、この「日産 GT-R」の2017年モデル。グレードは装備を充実させた「Premium edition」です。
新型NSXがアメリカ工場で生産される逆輸入車となったのに対して、日産GT-Rは栃木工場で生産される純国産車です。エンジンブロックには職人のネームプレートがはめ込まれ、日本の職人魂を控えめにアピールしています。
「日産 GT-R(Premium edition)」の外観
展示車に塗装されていたカラーは新色の「アルティメイトシャイニーオレンジ(32万4000円)。カラーアルミを蒸着させた下地に、4層の塗膜を塗重ねる手の込んだカラーです。
フロント
重厚感あふれるフロントノーズに八角形のグリル。縦型の四角いヘッドライトを組み合わせたガンダム系デザイン。他の誰にも似ていない強い個性があります。
サイド
ロングノーズ&ショートデッキのスポーティなサイドビュー。フロントフェンダーから立ち上がったショルダーライン(サイドウィンドウ下端)が、リアエンドでスパッと切り落とされ、力強いスピード感を表現しています。
リア
ロー&ワイドなリアエンドにハイデッキ化されたトランク。GT-Rを象徴する丸目四灯ライトに4本出しエキゾーストフィニッシャーが相まって、剛性感あふれる力強い後ろ姿を構成。
「日産 GT-R(Premium edition)」の内装
オプションの「ファッショナブルインテリア(54万円)」を注文すると、コンソール、ステアリング、ドアパネルなど手の触れる部分全てにしっとりとした本革レザーが奢られ、超豪華仕様となります。シートの素材も上質なセミアニリン本革表皮。登場から10年以上が経過しているため、少々デザインが古臭いのはいたしかたありません。
カラーは自分の好みに合わせてアンバーレッド、アイボリー、タン、アーバンブラックの4色の中から自由に選ぶことができます。スパルタンなスポーツカーというよりも、高級ラグジュアリークーペといった感じです。
主要スペック
項目 | スペック |
---|---|
パワーユニット | 3799cc・V型6気筒DOHCツインターボ |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | 4WD(4輪駆動) |
最高出力 | 570ps/6800rpm |
最大トルク | 65.0kgf・m/3300-5800rpm |
全長x全幅x全高 | 4710mmx1895mmx1370mm |
ホイールベース | 2780mm |
車両重量 | 1770kg |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
メーカー希望小売価格
11,705,040円(消費税込み)