中古車の情報を見る時に重要なのは「年式」や「走行距離」ですが、これに加えて「どういったオプションパーツが装備されているか」もチェックしておきましょう。
オプションパーツには、人気のパーツからそれほどでも無いパーツまで、新車の時に取り付けるための費用もピンキリです。
そのため、同一グレードや同一年式、ほとんど同じ走行距離にも関わらず、人気の高いオプションが付いていることによって価格が異なる場合があります。
必要の無いオプションパーツが装備されていないか確認する
「ちょっと高いけど、このクルマを気に入っているからしょうがない」と購入する場合は、一度、心を落ち着かせ、中古車のプライスカードをじっくりと観察してみてください。その中古車に装備されているオプションパーツの中に、自分にとって必要の無いパーツが含まれているかもしれません。
そのオプションパーツが市場で高い人気を得ている場合は、それによって余分なお金を払うことになります。
つまり、逆に言うとそのオプションパーツが装備されていない中古車を見つける事ができれば、さらにお安い値段で同じ車を購入できる事になります。
高額評価されるオプションパーツ
クルマに装備されるオプションパーツは、時代とともにドンドン移り変わっています。基本的なオーディオやエアコン。パワーステアリングやエアバックとった装備は、ちょっと前までは立派なオプションパーツの一つでしたが現在は標準装備となる事が多いです。
また市場での人気が高く車両価格に影響を与えやすいオプションパーツとしては、ナビゲーションやサンルーフ、本革シート、アルミホイールやエアロパーツといったものがあります。
特にエアロパーツやアルミホイールといったパーツは、装備されているだけで外観のイメージを大きく変える事ができます。ぼんやり中古車を選んでしまうと「エアロパーツのために余分なお金を払ったが、よく見比べてみると標準ボディの方が好みだ」なんて事になりかねません。
ただしエアロパーツについては基本的にディーラーオプションやメーカーオプションといった「純正オプション」だけが高額評価の対象となります。どんなに高額なエアロパーツだとしても、後付で装備した社外品ではかえって値段を下げることになります。
オーディオのアップグレードは高額評価の対象
基本的に新車の時に標準装備されるベーシックなオーディオは、オプションパーツとして評価されません。しかし購入する時にオーディオをアップグレードしてる場合は別です。
車内のデッドニングからスピーカー、ウーハー、ヘッドユニットなど、サウンドシステムを構成するすべてのパーツが車輌の価格を吊り上げることになります。
オプションパーツの不具合もチェックしておく
店頭に並ぶ中古車は他人のためにカスタマイズされたクルマです。そのため完全に自分の好みと一致する理想の一台にはそうそう出会うことができません。こういった場合は自分の中で優先したい順位をつけ、それにともなって妥協できるところがあればスッパリと切り捨てる事も重要です。
またいくら自分好みのオプションパーツだからといっても、購入後に不具合が起きれば「余分な修理費を支払う」とか、「その機能自体を諦める」なんて事になりかねません。そのため、中古車を購入する時はクルマの基本的な機能のチェックと同時に、オプションパーツの機能チェックも忘れず行ってください。特に電装系パーツは延長保証の切れる5年から7年ごろに壊れやすくなります。それくらいの年式のクルマを購入する場合は、特に重点的にチェックしておきましょう。