海外の運転で一番困ってしまうのは、なんといっても右側通行です。特に日本人が訪れる機会の多いアメリカは、代表的な右側通行の国ですから渡航予定のある人はあらかじめしっかりと予習と練習をしておきましょう。
右側通行の注意点とコツ
アメリカの道路は何車線もある広い道がほとんどです。そのため、一番右の車線を走っていれば、対向車線に入り込んで怖い思いをする事はありません。
ただし、交差点などで左折をする場合は注意が必要です。自分の路線から次の路線へと空白地帯を走行する事になるため、ついつい日頃のクセが出て、左の対向車線へと進入してしまう事があるのです。
これを防ぐには、単純に「右側を走る」というふうに意識するだけではなく、より具体的に、「自分の左側にはいつもセンターラインがある」といったイメージを持って運転するほうが確実です。
「一番右側の車線を走る」と、「自分の左側にセンターラインがある」という意識付けを徹底していれば、すぐに右側通行の感覚が身に付くはずです。
右側通行の練習方法
「コツは分かったけど、いきなり現地で運転するのは怖い」という人には、ゲームを使った練習方法がオススメです。
最近のゲームには、アメリカの町並みを再現したシミュレーションゲームがあります。例えば「グランド・セフト・オート」などが有名です。
このゲームの中にはリアルな街が再現されるとともに、交通ルールを破るとパトカーに取り締まられるといったディティールまで、緻密にプログラムされています。
車は高級車からSUV、スポーツカーまで選り取りみどり。車ごとに挙動やドライブフィールまで細かく設定されています。
このゲーム内では、プレイヤーにある程度の自由度がありますので、車を手に入れたら気が済むまでじっくりと運転の練習ができます。
「ゲームのコントローラーでは、実際の操作感覚は身につかないのでは?」と感じるかもしれませんが、確かに操作感覚は身につきませんが、右側通行の運転感覚は本物同様にばっちりと身につきます。
ゲームをやった後、日本の道路を走るとちょっと違和感が残るほどです。そのため、ゲームプレイ直後のドライブは控えたほうが無難です。
こういった系統のゲームは、スマホのアプリにもありますので、ゲーム機を持っていない人はこちらをお試しください。
交通事故を起こした時は?
人身事故の場合は警察に連絡しますが、物損事故の場合は保険会社とレンタカー会社に連絡するだけです。
運転中に交通違反を犯して反則切符を切られた場合は、自分でわざわざ罰金を振り込む必要はありません。その反則切符とともに罰金をレンタカー会社に預けるだけです。後はレンタカー会社が勝手に処理をしてくれます。