長距離ドライブをしていると徐々に疲労が溜まっていき、車内の快適な温度や音楽も相まって急激に眠くなる事があります。
こんな時の対策として以前「しつこい眠気を解消する小技5選【運転のコツ】」という記事を書いています。
ただし、この時はドライバー本人が自分で眠気を吹き飛ばすための対策が中心でした。
そこで今回は、「あれっ?ドライバーが眠たそうだぞ!」と感じた時、助手席の人が出来る「眠気対策」についていくつか紹介したいと思います。
ドライバーの眠気を示す症状とは?
ドライバーが眠気を感じ始めると、助手席からでもなんとなく気付くことができます。
例えば、
- ハンドルがふらつく
- 頻繁にアクセルを踏む
- 変な所でブレーキを踏む
- センターラインを度々跨いで走る
- あくびや瞬きの回数が増える
- 口数が少なくなる
といった症状が現れ始めたら注意が必要です。
上位4つについては車外からも認識できます。前車がこのような動きを始めたら、車間距離をたっぷりと取るか、一旦その流れから外れた方が無難です。
助手席側の窓ガラスを開ける
ドライバーに上のような症状が現れ始めたら、一刻の猶予もありません。なんとかして眠気を覚ましてあげましょう。
一番メジャーかつ有効な眠気対策は、「窓を開けてフレッシュな空気を車内に取り込んでやる」という事です。特に助手席側の窓は、道路の外側に位置しているため、車外の排ガスなど汚い空気が車内に入って来にくいという特徴があります。
新鮮な空気を車内に取り込むと、車内の酸素濃度が増し、二酸化炭素濃度が適度に下がります。これによって、人間の脳にも充分な酸素が行き渡りますので、スッキリと眠気を覚ますことができます。
ドライバーに話しかける
もうひとつの有効な眠気対策は、「ドライバーに話しかける」というものです。
長時間の運転は、疲労の蓄積とともに、刺激の少ない単調さが眠気の原因です。こういった時には、適度に助手席の人が話しかける事によって、ドライバーに刺激となり眠気を覚ます効果が期待できます。
ただし、話しかける内容にはちょっとした注意が必要です。「眠そうだね」とか、「次のサービスエリアで休憩したら?」と話しかけると、ドライバーは意地になってそのままドンドン走り続けようします。
また、こういった会話自体が暗示となって、ドライバーはさらに深い眠りへと落ちていく事も考えられます。
そのため、ドライバーが眠そうしてるなと感じたら、直接その事を伝えるのではなく、「ちょっと次のサービスエリアでコーヒー飲みたい」とか、「コンビニでトイレ」と遠回しに休憩させるのが得策です。
パーキングエリアに停まったら、そこで始めて「さっきちょっと眠そうだったね、仮眠してて良いよ」と伝えてトイレに行きます。こうすれば、ドライバーの反発を受ける心配もありません。