長距離をドライブしていると、どうしても体に疲労が蓄積されていきます。
しかし、いくつかのポイントに注意しながら運転するだけで、随分と疲労度合いを下げることができます。できれば1時間に1度くらいの休憩をいれて欲しいのすが、急いでいる場合はそうもいきません。
そこで今回は、「長い距離をこれから運転する予定がある」という人のために、なるべく「長距離運転で疲労を溜めないための工夫」をいくつか紹介したいと思います。
目線はなるべく遠くを見る
ドライブ中、目線はなるべく遠くを見るようにしてください。近くを見ていると、視線があちこち動くことになり、それによって大きく疲れてしまう事になります。特に高速道路では、近くの物が猛スピードで後ろに過ぎていきますので、目の疲れもそれだけ大きくなります。
これは安全運転上も重要なポイントで、遠くを見ることで視界を広く保ち、全体を見渡すことができるようになります。
シートポジションを適正に
2つ目のポイントは、適正なポジションでシートに座ることです。そのためにはシートを適正な位置に調整して、シートバックを立て気味にし、お尻をしっかりとシートの億までいれてください。シートを倒しただらっとした姿勢で運転したほうが、疲れないような気がしますがこれは間違いです。
シートを倒す事で首に衝撃が加わりやすくなったり、周りが見渡しにくくなったり、また、ハンドルやペダルの操作もやりにくくなるため、結果的に疲労度が高まる事になります。
言うまでもありませんが、操作がやりにくいという事は、安全な運転を阻害することにもつながります。
周りの流れに合わせて、キビキビと運転する
3つ目のポイントは、周りの流れに合わせてキビキビと走るということです。
自分のペースでのんびり走りたいという人もいるでしょうが、これでは周りと自分のリズムに不均衡が生じ、かえって流れを阻害する事になります。
流れが合っていない状況では、急ブレーキ、急ハンドルなどの突発的な操作を頻繁にする事になりますから、かえって疲れを溜めることになります。
運転中は無闇に怒らない
最後は運転中は無暗に怒らないという事です。車に乗ると人格が変わって突然乱暴になる人がいますが、怒りは人間を一番疲れさせる感情です。
また、怒っている状態で運転していると、冷静な判断が出来ず、事故の原因を作り出すこともあります。
しかしこの怒りという感情は、ある程度練習を繰り返す事で、徐々にコントロールできるようになる感情でもあります。
始めはムカムカする事もあるでしょうが、しばらく「こんな事で怒っても損なだけ」とか、「あんな乱暴な運転するやつは、きっとどこかでしっぺ返しをくらうはず」と考えることで、徐々に怒りを抑制できるようになってきます。
この怒りのコントロールは、運転だけではなく、仕事や家庭で幅広く応用できる技術ですので、ぜひ今日から少しずつ練習を始めてください。