【DIY】タイヤと空気圧のチェック(点検とメンテナンス)

タイヤは自動車の部品の中で唯一、直接地面に接触している部品です。そのため自動車のエンジンやシャーシーの性能は、このタイヤを通してだけ発揮されますので、点検の際にも細心の注意が要求されます。

タイヤの点検では、表面の傷や亀裂、タイヤの空気圧などをチェックします。理想的には2週間に一度程度の点検を行いたいところですが、最低でも、1ヶ月に1度は点検を行ってください。

タイヤ表面に傷や亀裂があると、タイヤのバースト(破裂)を誘発する事があります。またタイヤの空気圧が不足していると、タイヤの偏摩耗やサイドウォールの劣化によるバースト、燃費の悪化やハンドリングの違和感などに繋がります。逆に空気圧が高すぎると、乗り心地の悪化や、タイヤトレッド面中央の偏摩耗、タイヤや自動車ボディ自体の衝撃による劣化を招きます。

タイヤの空気圧は、メーカーに指定された空気圧プラス10%くらいの範囲に収めましょう。

タイヤを長持ちさせたい場合は、室内の冷暗所に保管してください。自動車に装着されている場合でも、しっかりしたガレージに駐車している車のタイヤは比較的劣化が進みにくいです。

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タイヤ空気圧のチェック

まずタイヤの空気圧をチェックします。タイヤのメーカー指定空気圧は、運転席側のドア付近にシールで表示されています。通常は前後で指定空気圧が違います。また、積載重量で指定空気圧が変わってくる場合もあります。詳細は自分の自動車のシール表示をご覧ください。

指定空気圧が分かったら、空気圧を測るエアゲージを使って4つのタイヤを順番にチェックしていきます。正確に測るためには、タイヤが冷えている状態で測ります。夏の暑い日中、自動車を走らせた後などは、タイヤの温度が上昇しているので正確に計測する事ができません。

また、エアゲージにはいくつかの種類があります。一般によく出回っているのは、丸いメーターの付いた1000円くらいのエアゲージです。これは、メーターの反対側に付いたバルブ差し込み口を、タイヤのバルブに押当てる事で、タイヤの空気圧を測るというものです。一般的なドライバーが、自分の自動車の空気圧を測るだけならこれで十分です。

最近はデジタル式のエアゲージも登場しています。バルブに押当てるだけで簡単に空気圧を測ることができますが、電池の管理が必要になります。

近頃はあまり見かけなくなりましたが、昔は棒状のエアゲージというものがありました。これは、タイヤのバルブにエアゲージのバルブ差し込み口を押当てると、棒状のゲージが飛び出して、そのゲージのメモリを読み取ることで空気圧を測るというものです。

また、プロ用には大型のメーターが付いた精密な計測ができるエアゲージがありますが、日常点検をするだけならここまでの物は必要ありません。

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タイヤの外観のチェック

次にタイヤの亀裂や傷、偏摩耗の状態をチェックします。

まずタイヤの亀裂をチェックします。タイヤのトレッド面にできた小さな亀裂は、タイヤが劣化してくるとある程度発生するものです。走行に支障はありません。ただ、タイヤのワイヤーが見える様な深い亀裂や、タイヤ側面のサイドウォールと呼ばれる部分に出来た亀裂は、タイヤがバースト(破裂)してしまう危険がありますので、すぐに新しいタイヤと交換してください。

タイヤのトレッド面に出来た傷や、釘などの異物は、その時点で空気が抜けていなくても、いずれ近いうちにパンクしてしまいます。すぐに新しいタイヤを手配して交換してください。

次にタイヤの偏摩耗についてチェックします。正確に測るためには専用の「タイヤデプスゲージ」を使いますが、偏摩耗のチェックだけなら普通の定規で十分です。これをタイヤの溝に差し込み、トレッド面の深さの所を手で抑えておきます。このままタイヤの真ん中、右、左と測り大きな違いがなければ合格です。

また、タイヤの通常の摩耗については、タイヤのトレッド面に設置されている「スリップサイン」をチェックする事で簡単に点検する事ができます。このスリップサインの高さが、タイヤのトレッド面よりも低ければ、まだタイヤの溝は十分残っているという事になります。スリップサインの場所は、タイヤのサイドウォールに三角やマークなどの印で示されています。

どんなに保管状態の良いタイヤでも、10年以上は使用できません。製造から10年以上経ったタイヤはその状態に関わらず交換しましょう。

タイヤの製造日は、サイドウォールの表示で確認できます。これを「シリアルナンバー」と言いますが、上の2桁は製造週を、下の2桁が製造年を表します。例えば「1612」の場合は、「2012年の第16週に製造された」という意味になります。

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クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)