2時間に一回はサービスエリアで休憩を取る
高速道路では2時間走ったら、15分程度休憩するようにしましょう。
体力に自信があるからといって連続して一日中走る人もいますが、そんな人でも気づいていないだけで知らない間に疲労が蓄積しています。
疲労が蓄積してくると、判断力や思考力、反射神経などが低下して大変危険です。また、車の中は心地よい振動と音楽、快適な温度など人間が眠くなる条件が揃っています。これに、疲労が加わるといつどんな時に睡魔に襲われるかわかりません。
高速道路には定期的にサービスエリアやパーキングエリアが設置してありますが、眠くなった時にちょうどサービスエリアに通りかかるとは限りません。その場合、延々と次のサービスエリアまで睡魔を我慢しながら走り続けることになります。
また、この2時間のインターバルの他に、人間には一日に車で走行できる目安の距離があります。それはおよそ500kmといわれており、これに目的地での観光や仕事の量を考え合わせると、もっと少なくなります。
これを超えて走行すると、判断力や思考力の低下が著しくなりますので注意してください。
休憩は15分の仮眠が効果的
定期的に休憩を取っていても、疲労が蓄積してくると眠くなる時があります。そんな時は無理をせず、サービスエリアで停車して仮眠をとるようにしましょう。
15分程度仮眠をとれば、頭がすっきりして眠気が醒めます。逆に15分以上寝てしまうと、脳が睡眠モードに入ってしまい、どんどん眠くなってしまうので注意が必要です。もちろんこの15分というのは個人差がありますので、みなさんのちょうど良い仮眠時間を探りながら微調整してください。寝る時は完全にシートバックを倒してしまわずに、45度くらいで寝るのが睡眠が深くならずオススメです。
運転中は強い眠気に襲われるのに、止まるとすっきり目が覚めてしまい、大丈夫だと思って走り出すと、また眠くなるという事もよくあります。
こういう場合は、15分間じっと目を閉じているだけでも、かなりの疲労回復効果があります。
仮眠が終わったら、車外に出て身体を軽く動かしリフレッシュしてください。外の空気を吸うと頭ががすっきりと目覚めます。
眠いのにどうしても止まれない時には
走行中に眠くなっても、しばらくサービスエリアが見当たらないという事もあります。
コーヒーやガムが良いと言われて何度か試してみた事もあるのですが、どうも個人差があるらしく僕にはまったく効果がありませんでした。
そこで苦肉の策で編み出したのが、自分の顔や太ももを平手でバンバンたたくという方法です。この方法ですと、どんなしつこい眠気でも数十秒から数分の間は目が覚めます。これを延々繰り返して、なんとかサービスエリアまでたどり着いてください。
また大声で歌を歌うとか、簡単な計算をする(前走車のナンバーを足したり引いたり)なども効果がありました。良く言われる方法ではどうしても目が覚めないという人は、一度試してみてください。