新型 ホンダ フリード ハイブリッド EX(2代目)【口コミ・トーク】穏やかな乗り味を持つ最上級グレード [DAA-GB7]

ホンダ フリード ハイブリッドのイメージ

今回の【口コミ・トーク】は「新型 ホンダ フリード ハイブリッド EX(2代目)」。
2016年にフルモデルチェンジした、小型ミニバン(5ドア)です。

「初代 ホンダ フリード」は8年の長きに渡って好調な販売を維持した、ホンダによっては孝行息子ともいうべき大切なモデル。

モデルチェンジにあたっては、その初代コンセプトを引き継ぎながらも新しいプラットフォームとパワーユニットが与えられ、魅力的な車に仕上げられています。

この新しいプラットフォームによって、フリードの全長は50mm程度拡大され、広々とした室内とゆったりとした外観を実現しました。

3列シート(6人乗り・7人乗り)の「フリード」と、2列シートの「フリード+」が用意され、それぞれにガソリン仕様とハイブリッド仕様があります。

「フリード ハイブリッド EX」は快適装備や安全装備、15インチアルミホイールなどを豊富に装備する最上級グレード。ただし、その後メーカー純正コンプリートカー「Modulo X Honda SENSING」が追加されたので、価格としては2番目のモデルとなります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【口コミ・トーク】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4265mmX全幅1695mmX全高1710mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2740mmとなります。

先代の有機的なフォルムから一転して、直線を基調とした力強いフォルムとなりました。

フロント

ホンダ フリード ハイブリッドのフロント

短いノーズにシャープな角型ヘッドライト、ワイドに広がるフロントバンパーが組み合わされ、スマートでかっちりとした印象のフロントフェイス。

サイド

ノーズからフロントウィンドウ、ルーフラインへと連続的に繋がるワンモーションフォルム。ダイナミックなキャラクターラインとサイドリフレクターが施され、スポーティで凝縮感の強いサイドビューを構成。

リア

丸みのあるリアウィンドウをどっしりと支えるように配置されたリアコンビランプ。グラマラスなヒップラインが相まって、上質で力強い後ろ姿。

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内装

しっとりとしたブラック樹脂に黒木目調パネル。直線を基調とする上質な内装デザイン。

メーターはステアリング外周にレイアウトされる、高輝度液晶を使ったデジタル式。狭い液晶パネルに時間や走行距離などが小さな文字でたくさん表示されていますが、速度など優先度の高い情報は大きく表示されるため視認性に問題はありません。

小物入れやカップホルダーなどが豊富に用意され、使い勝手は良好。Aピラー(一番前の柱)は2本の細い柱に分割されているため、死角は最小限。ボディ幅が予測しやすく、目線も高いため運転がしやすいです。

シート

フロントシートは、合皮(プライムスムース)とファブリックのコンビシート。コシのあるクッションに柔軟性を持たせた表皮が組み合わされ、座り心地は上質。身体全体を面で支えてくれるため疲れにくいです。

リアシートは左右に独立したキャプテンシート。スライド&リクライニング機能が備わり、シートを一番後まで下げれば上級サルーン並の広々とした余裕が生まれます。

サードシートはクッションが薄く背もたれの高さも足りないため、長距離ドライブには向きません。ただし「緊急用シート」として考えれば、足元、頭上空間ともに十分なスペースが確保されおり使い勝手は良いです。

荷室

サードシートを展開していると、荷室には手荷物程度しか置けません。といっても普段は折り畳んで使うことが多いでしょうから、その場合は荷物の嵩張るキャンプも可能です。

静粛性

エンジンを主体としたハイブリッドカーですが、エンジンノイズが小さく抑えられているため静粛性は高いです。

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パワーユニットとミッション

1496cc・直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターに、7速AT(DCT)が組み合わされます。
最高出力110ps/6000rpmと、最大トルク13.7kgf・m/5000rpmを発揮。
電気モーターは、30psの最高出力と、16.3kgf・mの最大トルクを発揮。
車両重量1430kg。JC08モード燃費は、26.6km/l。

パワーユニット

1.5Lツインカムエンジンと電気モーターによるハイブリッドシステムで前輪を駆動(FF)。出足では電気モーターだけを使ったスムーズで力強い走りが可能です。そこからアクセルを踏み込むとすぐにエンジンが始動してハイブリッドモードへと移行。エンジンとモーターが協調して低速から力強いトルクを発揮します。巡航時など負荷の低い場面では電気モーターだけで走行することもありますが、基本的に「エンジンを積極的に使うハイブリッドカー」という印象が強いです。

といってもキビキビとしたスポーツ感が強調されているわけではありません。アクセルへの反応も穏やかで、ゆったりとした挙動に終始します。

トランスミッション

デュアルクラッチ式7速DCTを装備。初期型フィットにあったギクシャク感は解消され、ダイレクトでスムーズな変速フィールを披露します。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪には車軸式サスペンションを装備。

乗り心地

装着タイヤは185/65R15。

高剛性ボディにストロークの長いサスが組み合わされ、しなやかで快適な乗り味を実現。路面の段差を超えても鋭い衝撃は発生しません。

背の高いミニバンにしては高速域での安定性も高く、少々の風や轍では進路を乱されることもありません。

ハンドリング

ボディ中央低い位置に重いバッテリーが搭載され、運動性能が大きく向上。穏やかで自然なステアリングフィールを持ちます。ドライバーの意図したラインを正確にトレースして、旋回半径を拡大させにくいです。

最小回転半径は5.2mとまずまず。広々とした視界と相まって、狭い場所でも取り回しがしやすいです。

その他

先進安全技術は最新の「Honda SENSING」を装備。予防安全技術としては「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」や「誤発進抑制機能」、「路外逸脱抑制機能」といった機能を。

運転支援技術としては、先行車との適切な距離を保って追従する「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」や「車線維持支援システム(LKAS)」、「先行車発進お知らせ機能」といった機能が含まれます。

【口コミ・トーク】のまとめ

「ホンダ フリード ハイブリッド EX」は手頃なサイズ感が嬉しい小型のミニバン。ハイブリッドカーらしい余裕のある走りと穏やかな乗り味。素直なステアリングフィールも魅力です。

モデルチェンジによってプラットフォームが一新され、その分室内スペースも向上しています。コンパクトなボディながら室内には3列シートが装備され、最大で6人の乗車が可能です(他のグレードでは7人乗りもあり)。ただし、ほとんど4人以下でしか使わないという場合は、潔く2列シートの「フリード+」を選択したほうが便利です。

「ごくたまに6人乗せる機会もあるが、普段は4人以下で使うのでサイズはコンパクトな方が良い」とか、「パワフルで取り回しの良い小型ミニバンが欲しい」といった人にぴったりな一台です。

中古車市場では

2017年式「ホンダ フリード ハイブリッド EX」で260万円前後。旧型最終モデル・2016年式「ホンダ フリード ハイブリッド プレミアムエディション」で200万円前後(2018年3月現在)。

価格

価格 | 2,656,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)