※写真は、トヨタC-HRの標準グレードです。
トヨタ自動車は、高い人気を誇るコンパクト・クロスオーバーSUV「C-HR」に、LEDヘッドライトとLEDリアコンビランプを装備した特別仕様車を設定しました。
「LED Edition」といっても、レッド(赤色)のことではありません。ボディカラーは赤以外にも、モノトーン4色、ツートーン系4色の計8色から選ぶことができます。
すべての光源をフルLED化した、フロントタイヤ上部まで回り込む大型ヘッドランプ。1灯の光源でロービームとハイビーム切替が行えるBi-Beam(バイ-ビーム)LEDを採用し、前方を明るく照射しながら、省電力に寄与します。
「LED Edition」の特別装備
「LED Edition」は、1.8Lハイブリッド(2WD)のSグレードと、Gグレード、1.2Lガソリンターボ車(4WD)のS-Tグレードと、S-Gグレードにそれぞれ設定されます。
LEDヘッドランプ
全ての光源がLED化されたフルLEDヘッドライトが装備されます。「LED Edition」で一番の目玉となる特別装備です。
ヘッドライトには、一つの光源でハイとローを切り替える、「バイ・ビーム・ヘッドライト」を装備。前方を明るく照らすとともに、LEDによる省電力効果が期待できます。
LEDシーケンシャルターンランプは、LED化されたウィンカーのことです。小さくドットのように並べられた黄色のLEDが、中央から順番に外へと点灯して、光りが流れているように見える仕組みです。アウディにはちょっと前から装備されているので、あなたも街中で見たことがあるはずです。
この他にLEDクリアランスランプと、LEDデイライトも装備されます。
LEDはハロゲンよりも寿命が長いのがメリットですが、明るさではHIDのほうが優れます。また、ハロゲンなら熱で雪や氷を解かすという特性もありますが、LEDやHIDにこういった機能はありません。まあ、なにごとにも一長一短があるという訳です。
LEDリアコンビネーションランプ
リアコンビランプもフルLED化されています。ポジショニングランプからブレーキランプ、バックランプとウィンカーまで、全ての光源がLEDにより鮮やかな光りを発光、省電力化とともに視認性を大幅に向上させています。
フロントドア・サイドドアハンドル
LEDとは関係ありませんが、サイドドアハンドルがメッキ化され、C-HRに上質な高級感を与えています。これだけでは物足りない人は、購入時にディーラーオプションでメッキモールドを追加装備する必要があります。
専用フロアマット
これも、LEDとは直接関係ありませんが、C-HRのロゴプレートがはめ込まれた、ラグジュアリータイプのフロアマットも装備されます。シルバーのパイピングで縁取られ、ちょっと上質な印象です。
車内灯はDIYでLED化しよう!
カスタマイズの定番といえば、車内のフルLED化です。ただし、今回の「LED Edition」は、ヘッドライトとリアコンビランプがLED化されるだけで、車内のLED化までは行われていません。といっても、こういった部分(ヘッドライトなど)のLED化は素人がDIYで作業するのは困難です。この「LED Edition」を購入して、車内灯など手軽なLED化は自分でやるというのが一番手軽で確実でしょう。
ただ、ドアハンドルやフロアマットを装備するお金があるなら、その分を、室内灯や足元灯などのLED化に振り向けて欲しかったとも思いますが。
「LED Edition」の価格
グレード | 価格 |
---|---|
1.8Lハイブリッド仕様「S LED Edition」 | 2,670,000円 |
1.8Lハイブリッド仕様「G LED Edition」 | 2,929,200円 |
1.2Lガソリンターボ仕様「S-T LED Edition」 | 2,540,400円 |
1.2Lガソリンターボ仕様「G-T LED Edition」 | 2,799,600円 |
と標準グレード比、Sグレード3万円高。Gグレードで2万円高となります。
これだけの価格アップで前後ともにLED化できるのなら、ほとんどのユーザーが「LED Edition」を選択するのではないでしょうか。それくらいお得な装備となっています。