車中泊の途中、狭い車内でトイレを快適に使うには?

蒜山道の駅のトイレ

車中泊の途中で一番大きな問題となるのが、「トイレをどうするのか?」という問題です。

大きなキャンピングカーであれば、始めから立派なトイレがついていますのでそれほど問題になることはありません。ただ、車内スペースが限られているミニバンやワンボックスカーでは、貴重なスペースをさいてトイレ専用のスペースを確保する事は困難です。

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基本的にはコンビニや公衆トイレを活用する

そういった車内スペースの限られた車で車中泊をする場合は、必然的にコンビニや公園、公衆トイレといった既存のトイレ設備を活用することになります。

ただし、こういったトイレを活用するには、車中泊をする場所もそれに合わせて設定しなければならず、車中泊旅行の自由度が大きく制限されてしまいます。

また、ドライブの途中に大きな渋滞にはまった場合は、「車内にトイレがあれば良かったのに」なんてケースもあるでしょう。万が一の災害に備えて車中泊を活用しようと考えている場合も、なんらかのトイレ設備が必要です。

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万が一に備えて、ポータブル・トイレや簡易トイレを用意しておく

こんな不測の事態に備えるには、「ポータブル・トイレ」や「携帯トイレ」が便利です。

「ポータブル・トイレ」とは、車中泊やキャンプのためのトイレではなく、主に介護用に考案された家庭向けのトイレのことです。

足の不自由な老人が「自分の部屋で用が足せるように」とコンパクトに設計されていますので、車の中に置いてもそれほどスペースを取られることはありません。小型のタイプであれば、50cmx50cmx50cm程度で見つけることができます。ただし揺れの大きな車内用ではありませんので、設置する場合はなんらかの方法で車内にしっかりと固定する必要があります。

狭い部屋で快適に使えるように設計されていますので、防臭機能も備わります。さらに市販の消臭スプレーや換気扇、窓などを併用すれば臭い対策は完璧です。

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ポータブル・トイレを設置する余裕が無い場合は、簡易トイレがオススメ

車内にポータブルトイレを置くスペースが無いという場合は、渋滞や災害用に考えられた「簡易トイレ」が便利です。

簡易トイレには、小便用と大便用がありますが、両方で一つにセットされたタイプもあります。小便用は凝固剤とパックがセットされており、これに小便を吸い取らすことで処理することができます。大便用は汚物袋と消臭剤がセットされており、これに大便を入れることで処理が可能です。

小便用は大きめのペットボトルで代用することもできます。丈夫なビニールや新聞紙、消臭剤があれば大便の処理も可能です。ただ、やはりもしものことを考えると、専用に設計された簡易トイレが安心です。「ビニールの口が緩くて車内に汚物が氾濫」なんて事になれば、それからの旅行が台無しです。

ポータブル・トイレや簡易トイレは、切羽詰まった時のための大きな安心

こういった簡易型トイレの上手な使い方としては、いつも常用するのではなく、「切羽詰った時のための緊急用トイレ」として使うのが無難です。

普段は既存のコンビニや公衆トイレを使い、渋滞中や災害時などどうしようもない場面に限って使うわけです。

こうすれば、車内に臭い汚物を積んだまま旅行を続ける事もありませんし、汚物の処理やタンクの清掃で嫌な思いをすることもありません。「もしもの場合に備えて万全の準備がしてある」という大きな安心感も得られます。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)