日が沈んで辺りが薄暗くなってくると、それにつれて車内もドンドン見えづらくなってきます。一年で一番日の短い12月後半であれば、午後5時前には暗くなり始めますから、「することが無いから早めに眠ろう」というわけにもいきません。こんな時は、車内にちょっとした照明があると便利です。
手軽な照明なら「LEDハンドライト」がオススメ
一番手軽なのは、乾電池式のLEDハンドライトです。最近のライトは安いものでも輝度が高く、ひとつあるだけで結構車内が明るくなります。ぼんやりとすごしたり、軽い食事をしたりといった用途であればこれだけで十分です。
ただし、車内で読書をしたり、ゲームを楽しんだり、本格的な食事をするならもう少ししっかりとした照明が必要です。
キャンプにも使える「LEDランタン」
こんな時には、ハンドライトよりも幅広い場所を均一に照らすことのできる、LEDワークライトやLEDランタンが便利です。
LEDランタンはキャンプ用の装備ですから、車内を明るくするには十分な力があります。手元に置く小さなハンドライトと併用すれば、読書やゲームも可能です。
LEDワークライトは作業用のライトなので、幅広い場所を強い光りで均一に照らすことができます。蛍光灯のように細長い形をしており、置き場所に困ることもありません。天井に物置用の棚を組んでいる場合は、その上にこのワークライトを置くことで、旅客機のキャビンのような間接照明が実現します。この方法は、車内がちょっとおしゃれな雰囲気になるのでオススメです。
そのほかには、乾電池式のセンサーライトというものもあります。これは夜間、お家の階段や玄関など、暗い場所に置くことで優しい穏やかな光りを発するライトです。乾電池式ですので、車内に持ち込んでも十分使うことができます。穏やかで柔らかな光りを発するため、長時間使っていても目が疲れることはありません。
キャンピングカーの場合は「サブバッテリー」を使う
本格的なキャンピングカーの場合は、車内に専用のサブバッテリーが装備されていますので、このバッテリーに照明機器を接続して自宅のような明るい車内を実現することができます。また、サブバッテリーは車のバッテリーとは別系統ですから、いくら使っても「バッテリーが上がって車が動かなくなる」なんて心配も無用です。
エンジン停止中に、車のシガーライターから電源を取ってはいけない
ほとんどの車はシガーライターから直接電源を取ることができますが、車中泊をする時にここから電源を取ることだけはオススメできません。特にエンジンが停止している状態で、このシガーライターから電源を取り続けていると、「次の朝、車のバッテリーが上がって動かない」なんて事になりかねないからです。
車のバッテリーから電源を取り続ける、オーディオやラジオ、テレビといった電装系の装備についても同様です。
ただし、シガライターに小さなマップランプを装備しておけば、走行中、助手席の人が手元の地図や書類を確認する時に便利です。