道路地図には色々な種類がありますが、一般的なドライバーなら一冊くらいは常備していると思います。
ただし、道路地図にはその種類によって得意とする分野が異なります。一冊だけで全部の用途に使いまわすのではなく、数種類の道路地図を状況に合わせて臨機応変に組み合わせて使うのがオススメの使い方です。
そこで今回は、そんなたくさんの道路地図の中から、運転の時に役立つ地図をいくつかピックアップして紹介したいと思います。
都市地図(エリアマップ)
まず最初に紹介する地図は、「都市地図(エリアマップ)」といわれる地図で、大阪市とか名古屋市といった都市別に道路地図が掲載されています。
コンビニやガソリンスタンド、一方通行や信号機の場所など、運転に必要な情報が詳細に記載されています。道路地図の基本ともいえる地図です。
この都市地図(エリアマップ)があれば、知らない都市を訪れても迷うことはありません。助手席に置いて信号で停車する度、もしくは安全な場所に停車して確認すれば、道に迷うこともありません。助手席に同乗者がいれば、自分の代わりに地図を確認してもらいましょう。
区分地図
次に紹介するのは、「区分地図」といわれるより詳細な地図です。こういった地図には、都市地図よりもさらに狭い範囲の情報が記載されています。東京都内なら荒川区とか葛飾区といった具合です。
地図の内容には、エリアマップに記載されないような地図情報(例えば通りの名前や番地、交差点の名前などです)が表記されています。こういった情報があれば、エリアマップの内容を補足して、さらに正確な行路を知ることができます。
エリアマップだけでは不安な人にオススメの道路地図です。
都道府県別の道路地図
知らない都市を跨いで移動するような場合は、都市地図や区分地図だけで十分な情報を得ることはできません。
こんな時は、もう少し広域な地図情報が記載された「都道府県別の道路地図」があると便利です。
この「都道府県別の道路地図」には、主要な幹線道路や国道、県道から市道までしっかりと記載されていますので、都市間を移動する時にはとても助かります。
また、巻頭や巻末には簡易な都市地図や、全国もしくは地方ブロックの広域地図が端的にまとめられています。十分とはいえませんが、この地図だけでもある程度の使い勝手が得られます。
全日本道路地図
最後に紹介するのは、一番広域な道路地図が記載された「全日本道路地図」です。こういった地図を使う時は、高速道路や幹線道路を走ってある程度離れた場所に向かう時です。
近隣の県に移動する場合は、「中国地方」や「関東地方」など、ある程度地方ブロックごとに分かれた地図の方が便利な場合もあります。このあたりは、自分の使用目的に合わせて選んでください。
ページの上下や左右には「番号」と「記号」が振られており、これを元にページをめくれば、自由に次の場所の地図情報に移動することができる仕組みです。主要都市の詳細地図も記載されていますので、都市間のみの移動ならこれだけでも十分な情報を得ることができます。