初代 ダイハツ コペン アクティブトップ【旧型レポート】おしゃれで小粋なボディに、楽しいハンドリングと軽快な走り [ABA-L880K]

今回の旧型レポートは「初代 ダイハツ コペン アクティブトップ」。
2002年から2012年に渡って製造販売されていた、軽自動車のオープン2シーターです。

660ccのツインカムターボで前輪を駆動する、FFのスポーツカー。

この「アクティブトップ」には、電動で開閉することの出来るバリアブルルーフが装備されます。この他に手動で脱着するルーフ、「デタッチャブルルーフ」もありますが、こちらは屋根をオープンにすると、ルーフを保管しておく場所が必要になります。

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1245mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2230mmとなります。

ノスタルジックな雰囲気と、モダンなスタイリングが見事に融合しています。

フロント

なめらかなラインで描かれたフロントノーズに、丸目の大きなヘッドライトが組み合わされます。穏やかな癒し系の表情を持ちながらも、スポーティで小粋なスタイリングが楽しいです。

サイド

前後ギリギリにレイアウトされたホイール。大きく弧を描くようなボディに、凝縮感のある小さなキャビンが相まって、なんともいえない美しいスタイリングを構成しています。最近の日本車で、ここまで完成度の高いボディはそうそう無いです。

リア

フロントから発生したなめらかなラインが、リアエンドでスムーズに収束しています。リアコンビランプではもう一度ヘッドライトの丸いモチーフが繰り返され、全体の統一感をさらに高めています。おっとりとした表情を持ちながらも、スポーティで完成度の高い凝
縮感を感じさせます。

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内装

上質な樹脂素材にきっちりとした緻密なデザインが施され、コンパクトカークラス以上の質感があります。

室内は狭く、標準体型の大人でもけっこうタイトな感じになります。ボディが小さいので、見晴らしや見切りに問題はありません。

シート

スポーティなセミバケットシートが装備されます。やや体圧が集中しがちで長距離ドライブでは疲れてしまいます。「2ndアニバーサリーエディション」など特別仕様車を探せばレカロシートが装備されます。腰痛の気になる人はこういったモデルを探すと良いでしょう。

荷室

アクティブルーフを選ぶと、荷物を積む場所はほとんどありません。

静粛性

エンジンサウンドとロードノイズ、風切音が相まって、スポーティな走りを盛り上げます。ルーフを閉じると合わせ目からキシミ音が発生します。

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エンジンとミッション

659ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、64ps/6000rpmの最高出力と、11.2kgf・m/3200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量840kg。10モード/10・15モード燃費は、15.2km/lとなります。

エンジン

659ccのツインカムターボで前輪を駆動。ダイハツの一般的な軽自動車用エンジンですが、エンジン性能に対してシャシー性能が勝っているため、限界まで振り回して走る楽しさが味わえます。出足から中速域まで力強い加速が可能で、急な坂道でもパワー不足を感じることはありません。

アクセルを踏み込めば、スポーティなエンジンサウンドが高まります。といっても音量自体は控えめで、低級なバイブレーションもよく抑えられています。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。シフトレバー周りの剛性が高く、カチカチと小気味よく変速することができます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

適度に引き締まったスポーティな足回り。目地段差ではゴツゴツと不快な衝撃を車内に伝えます。

ハンドリング

FFレイアウトながら、不快なトルクステアはほとんど感じられません。ドライバーの意図を汲み取って、正確なライントレースで応えます。キビキビとした切れ味の良いハンドリングが気持ちいいです。

コンパクトなボディに最小回転半径の小さなステアリング機構が組み合わされ、狭い路地裏でも簡単に切り返すことができます。

評価のまとめ

小粋でカッコイイボディに、キビキビとしたゴーカートライクなハンドリングが与えられ、小さな軽自動車ながら走る楽しさは一線級のスポーツカーに劣りません。エンジン性能に対してシャシーが勝っているため、車を振り回して走る楽しさはコペンのようなライトウェイトスポーツならではの美点です。

人が二人しか乗れないとか、荷物がほとんど積めないといったデメリットはあるものの、この楽しさの前では大して問題ではありません。

「通勤や通学に使うための車を探しているが、走る楽しさだけはどうしても譲れない」という車好きの人に是非乗って欲しい車です。

また、「おしゃれで可愛い車を探している」というライト層が購入しても大きく後悔することはありません。日本の軽自動車らしく、誰が運転してもスムーズに走ることができます。

価格

新車当時の価格 | 1,572,900円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)