登山やサーフィン、釣りや写真撮影といった趣味を持つ場合は、天候状況が整うまで何時間でも待ち続ける事があります。
こんな時、自分のクルマに車中泊の用意がしてあれば、クルマの中で何時間でも、場合によっては何日でも待ち続けることができます。
最高の「朝焼け」を写真に撮る
例えば、「キレイな朝焼けの写真を撮ろう」という場合は、あらかじめ目的地の天候を調べておき、前日の夕方から夜にかけて現地入りする事になります。
深夜になって起き出し、朝焼けが上がる前に現地入りしてもいいのですが、この場合は深夜の眠い時間に運転する事になりますので、運転ミスにいよる事故が心配です。
また、途中で道路の寸断や道に迷うなどのトラブルが起きれば、現地に時間通り入れないこともあります。そのため、ちょっと余裕を持って前日に現地入りするのがオススメです。
朝焼けに備えて早めに就寝
目的地では、自分のクルマの中に車中泊の用意がありますから、そのまま寝床を用意して、朝日が上がる直前までゆっくりと休んでください。
これだけ万全の用意をしていても、相手は予測の付きにくい大自然です。翌朝になって雨が降り始めたり、曇り空で朝日が見えないといった事は十分考えられます。
こんな時も、車中泊の用意がしてあれば慌てる事はありません。あなたの時間の都合がつく限り、天候が整うまで何日でも待ち続けることができます。
ただし、山の天気は変わりやすく、急激に雨や風の勢いが強くなる事があります。そのため、クルマを停める場所には十分留意を払い、鉄砲水や増水で被害を受けないように注意してください。
待ち時間を有効に使う
またテントや山小屋と違って、クルマには「機動力」という大きな武器があります。明日の朝まで再び待機する事になっても、その機動力を使って別の用事や遊びに出かける事ができるのです。
車中泊を使って待機するという事は、無駄にその場でじっと待ち続けるという事ではありません。空いた時間を使って、何か別の有意義な時間の過ごし方が可能になるのです。
車中泊の用意があれば、色々な事を楽しめる
車内に釣りの用意がしてあれば、近くの海や川に移動して釣りを楽しむこともできますし、道の駅や食堂を調べておき、美味しいと評判のお店で食事をとってもいいでしょう。
夜になれば、近くの温泉までクルマで移動してゆっくりと温泉を堪能、温まった身体のまま翌朝の日の出に備えて早めに就寝してください。
このような「移動式ホテル」のような便利な使い方ができるのも、「車中泊」の準備を備えたクルマの大きな魅力です。