車中泊の最大のメリットは、なんといっても「好きな場所をホテルにできる」という点につきます。
そのため、予め予約を入れてホテルを抑える必要がありません。人気の高いホテルであれば、観光シーズンに入ると全く部屋が取れないとか、何ヶ月も前に予約を入れなければなりませんが、車中泊の場合は思い立ったその日に出発することができます。
突発的な予定変更にも柔軟に対応することができる
車中泊であれば、予定よりも到着時間が大幅に遅れ、目的地よりも大分手前で夜になった時も安心です。
適当な車を停める場所を探して、車内に寝具を用意するだけで済みます。ホテルのキャンセルや、新しいホテルを探して右往左往する必要もありません。
気に入った場所を、自分だけの「プライベート・ホテル」にする事ができる
目的地に到着して景色の美しい場所や、居心地の良い場所を見つけた場合は、すぐに車を停め、その場所を自分だけのプライベート・ホテルとして利用することができます。
また、ホテルを利用しないという事は、それだけ宿泊に使うお金を浮かすこともできます。ちょっと良いホテルに泊まれば、5,000円から10,000円は掛かりますので、その分を丸々食事代や観光費に使う事ができるわけです。
食事で10,000円といえば、相当グレードの高い食事にありつけます。もちろん、その分を貯金して家計に回すことも自由です。
日本全国に自分だけの別荘地がどんどん増える!
こういった車中泊旅行を何年も続けていると、日本全国にどんどん自分だけの「お気に入りの宿泊場所」が増えていきます。これはいわば「プライベート別荘」と言っても過言ではありません。データベースにして、地図やノート、デジタルデータとして蓄えておけば、いつでも好きな時に何度でも訪れることができます。
まあ、他人に「俺は日本中に30箇所も別荘を所有している」と自慢する事はできませんが、家族内であれば、「今年は三重県の別荘に行こうね!」なんて、ちょっとした小金持ち気分を味わうことができます。
車の中が自宅のような気がして、いつでもリラックス出来るようになる
自分の車で車中泊を繰り返していると、なんだか車の中が自宅のように思えてきます。
観光地で歩き疲れた時、遊園地で遊び疲れた時、車に戻ってお茶やコーヒーを飲むだけで、自宅のようにゆっくりとリラックス出来るようになります。
これは週末の観光やレジャーだけでなく、平日の仕事にも大きな効果を発揮します。仕事で客先に出向いて商談をする時、一度自分の車に戻ってリラックスすれば、落ち着いて商談に望むことができるのです。
ただし、どこでも車を停めて寝ることができるといっても、車を停める場所には細心の注意をはらう必要があります。車中泊を禁止している駐車場もありますので、あらかじめ何箇所か車中泊の可能な場所をピックアップしておいた方が無難です。
車中泊は、最低限のマナーを守って行うようにしてください。
車中泊のデメリット
車中泊のデメリットとしては、ホテルと比べると狭くて窮屈といったことがあります。広々とした室内や快適な浴室、ふかふかのベッドといった点では普通のホテルの方が優れています。
また、車中泊をする場合は、車で眠れるようにクッションや毛布、マットレスなど最低限の寝具を用意しておく必要があります。そのため、車内の荷室スペースがこういった寝具によって圧迫されるというデメリットもあります。