前回の【運転のコツ】では、小まめに燃料計を確認してガス欠を防ぐ方法をご紹介しました。
小まめに燃料計を確認してガス欠を防ぐ! | 高速道路【運転のコツ】
しかし、どんなにしっかりと確認しても、人間はミスを犯してしまう動物です。たまにはうっかり確認を忘れてしまい、知らない間にガソリンが減る事もあるでしょう。
そこで今回は、高速道路で「あとちょっとでガス欠だ!」という緊急事態の時、なんとか次のガソリンスタンドまでたどり着くための小技を紹介します。
80km/h前後で巡航する
燃料警告灯が点灯すると、普通の人は「やばい!ガソリンが無い!」と慌ててしまいます。こんな時、少しでも早く次のガソリンスタンドに到着するため、さらにアクセルを踏み込んで加速する人も多いでしょう。
しかし、こういった行為はガソリンの消費を早めるだけで、かえって逆効果です。というのも、前回も紹介したように、普通の車は80km/h前後で最大のエネルギー効率を発揮するように設計されています。
通常、高速道路では100km/h前後で巡航しているはずですから、ここからさらに加速すると燃費効率はどんどん悪化する事になるのです。
そのため、「ガソリンが後少ししか無い!」といった状況に陥ったら、少し速度を抑えて80km/h前後で巡航するのが一番エネルギー効率が良いのです。
燃料警告灯が点灯してすぐに気がつけば、それほど慌てる必要もありません。高速道路では、平均して50kmごとにガソリンスタンドが設置されています。80km/前後で巡航しながら、のんびりとガソリンスタンドを探しても充分に間に合います。
一旦高速道路を降りる
「燃料警告灯の点灯にしばらく気が付かなかった」といった本当の緊急事態の時。高速道路の場所によっては、そのまま走ってもガソリンスタンドまでたどり着けない事があります。
まあ、赤々と点灯する燃料警告灯に気づかないという事は、そうそう無いと思いますが、心配事でボーっとしていたとか、燃料警告灯の意味を知らなかったという人もいるかもしれません。
こんな時は高速道路を一旦諦め、下道に降りてガソリンスタンドを探すしかありません。料金所のオジサンに尋ねれば、たいがい親切に教えてくれるはずです。通常、料金所の近くにはガソリンスタンドが設置されているものです。
下道で給油した後は、そのまま同じ料金所から高速道路に戻ってください。「ちょっと気晴らしがしたい」といった時は、次の料金所までのんびり走って再び高速道路に乗ってもいいでしょう。