高速道路では、一般的に車の燃費は向上し、少ないガソリンでより長い距離を走ることができるようになります。
これは高速道路を走る時の速度(100km前後)が、車にとって一番効率の良い速度(80km前後)に近いからです。
だからといって、長時間走っていてもガソリンが減りにくいというわけではありません。ここは、勘違いしやすいポイントですが、距離に対するガソリン消費は少なくなっても、時間あたりのガソリン消費量は逆に大きくなるからです。
この事を知らずに高速道路をボーっと走っていると、知らない間にガソリンが減少し、燃料警告灯が点灯したところで慌ててガソリンスタンドを探すはめになります。
ガス欠を防ぐには、小まめな燃料計の確認を!
こういったガソリンのトラブルを防ぐには、小まめに燃料計を確認するしかありません。
といってもついつい確認するのを忘れてしまうという人には、「サービズエリアの標識が見えたら、燃料計を確認する」というマイルールが有効です。
この時、ガソリンが1/4を切っていれば、次のガソリンスタンドで必ず給油してください。ガソリンスタンドは平均して50kmごとに設置されていますから、このタイミングで給油すれば充分間に合います。
腕時計の時報アラームを利用する
その他には、「腕時計の時報アラーム」や「スマホの時計アプリ」を使うのも一案です。時報アラームが付いている腕時計を持っていれば、1時、2時、3時と一時間毎に「ピッ」と時報アラームがなるように設定します。この時、「時報アラームがなったら燃料計を確認する」というマイルールを作るのです。
サービスエリアの標識と違って、時報アラームは強制的にドライバーに注意喚起を行うため、見忘れの可能性はぐっと低くなります。
ただし、普段から時報アラームを鳴らしっぱなしにしている人の場合は、この効果はほとんど期待できません。時報アラームが鳴っても「なんだあ、いつもの時報アラームかあ」と、ついついスルーしてしまう可能性が高いからです。
スマートフォンにも、時計アプリにアラームが設定できるものがあります。これをドライブ中に定期的に鳴るように設定する事で、腕時計の時報アラームと同じ効果が期待できます。
ただし同じ時計アプリでも、目覚ましアラームの場合はちょっと不便です。アラームが鳴る度にスマホに触り、一旦車を停めてアラームを停止する必要があるからです。そのため、自動車の運転中に使うには向きません。
助手席の人にサポートをお願いする
その他には、助手席に誰か乗っている場合は、この人に定期的に燃料を尋ねてもらうのも一案です。
時計のように「一時間ごとに燃料を尋ねてくれる?」などとお願いしておけば、一人で燃料計を確認するよりは、確実な確認ができるようになります。
ただし、「助手席の人が確認してくれるから、自分はのんびり行こう」とか、「どうせ運転手が確認しているから適当で良いやあ」などと考えていると、二人で同時に確認を忘れることになります。あくまでも、ミスの可能性を減らすための防衛手段として捉え、自分での確認を最優先で行うようにしてください。