スキー場や雪山など、寒い場所に車を駐車する時、予め知っておくと便利な小技がいくつかあります。
雪かき用グッズを常備しておく
寒い冬、屋外に車と駐車していると、翌朝すっかり雪に車が覆われてしまうといった事がありますね。
こういった場合には、素早く雪を除去するために、プラスチック製のスコップやスクレイパー、ブラシなどがあると便利です。
シーズン前にカー用品店にいけば、使い方に合った色々な種類の雪かきグッズを見つけることができます。
車専用のこういったグッズであれば、携帯に便利なようにデザインされていますので、簡単にトランクルームに収納することができます。
仮眠用の寝袋を用意しておく
早朝、スキー場に早入りして「オープンと同時にすぐに滑りたい!」という人には、仮眠をするために「雪山用の寝袋」があると便利です。
スキー場で車のエンジンを掛けっぱなしにしていると、マフラー周辺に雪が積もって二酸化中毒になることがあります。また、アイドリングのエンジン音は、周囲で仮眠しているドライバーにも迷惑です。
雪山用の寝袋は毛布よりも気密性が高く、車の中で使用すればしっかりと寒さを防いでくれます。つまり、エンジンを掛ける必要がありませんので、こういったトラブルを未然に防ぐ事ができるのです。
窓ガラスが凍った時はぬるま湯を掛ける
万が一、フロントガラスやドアが凍りついてしまった場合は、急に熱いお湯を掛けていはいけません。ガラスが熱で膨張して小さな亀裂から破損してしまうからです。
凍りついたドアを無理やり引き剥がすのも厳禁です。ゴムは凍りつくと硬化して脆くなるという特性を持ちます。そのため、このまま一気に引き剥がせば、ゴムは簡単に破損する事になります。
こういった場合は、ぬるま湯で湿らせたバスタオルを窓ガラスに掛け、その上から人肌程度に暖められたぬるま湯をゆっくりと掛ける事です。
ただし、ぬるま湯を掛ける時は、鍵穴に掛からないように注意してください。鍵穴に水分が入ると、逆に凍りついてしまうからです。
解氷スプレーなどの専用グッズがあれば、ぬるま湯よりもそちらを使ったほうが安全で確実です。また、この解氷スプレーは凍りついた鍵穴にも有効です。
ただし、解氷スプレーを万が一に備えてトランクルームに常備するのは危険です。車のドアが凍りついた時、解氷スプレーが車内では何の役にも立ちません。解氷スプレーは、必ず荷物と一緒に持ち歩くようにしてください。