仲のいい友達や親戚で集まってドライブする時、人数が多いとどうしても数台の車に分乗する事になります。
一台の車であればスムーズにいく事も、車の数が多くなればなるほど、色々なトランブルが発生して一筋縄ではいかなくなります。
そこで今回は、多くの人間が集まって数台の車に分乗する時、ドライブをスムーズに行うための注意点と小技をご紹介したいと思います。
隊列の間に他の車が入った場合
数台の車で隊列を組んでドライブする時、一番困るのが隊列の間に他の車が入る事です。特にワンボックスやトラックなど車高の高い車が入ると、仲間の車が今どこにいるのか全く分からなくなってしまいます。
昔の車であれば、ラジオアンテナを伸ばしてその先端にリボンを付けるという技が使えましたが、最近の車にこの伸縮式のアンテナは装備されません。
こういった場合は、まるべく車線中央よりを走るという地味な方法が有効です。直線であればそれほど前を見通す事はできませんが、緩やかに右に曲がるカーブに差し掛かれば、十分この方法で前の車を見通すことができます。
ルートの途中に何箇所か、休憩ポイントを決めておく
数台の車で隊列を組んでドライブする時、一番大切になるのはお互いのコミュニケーションです。今はほとんどの人が携帯電話を持っていますから、通常であればこれだけで十分なコミュニケーションが可能です。
ただし、携帯電話はしょせん機械にすぎません。バッテリー切れや圏外になれば全く役に立たなくなります。
こういったトラブルに備えるには、出発前に何箇所かの「休憩ポイント」を決めておく事です。途中ではぐれてもこの「休憩ポイント」を目指せば、いつでも隊列を組み直すことが出来るという塩梅です。
赤信号を強引に通過しない
信号機が黄色から赤色に変わりそうな状況では、後続車両が隊列からはぐれまいとして、強引に交差点に突っ込んでくる事があります。
これは大変危険な行為ですが、「隊列からはぐれたらいけない」という気持ちが強すぎるとついついやってしまいます。
こういう場合、後続車両は無理をして赤信号を突っ切るような運転はせず、いつもどおりのタイミングで停車するようにしてください。また、先行車両も黄色になったら早めに停車して、後続車両との隊列を崩さないようにする事が大切です。また、万が一後続車両が付いてこれなくなったら、安全な路側帯などで待ってあげてください。
サービスエリアでの乗り合わせはデメリットが多い
サービスエリアで待ち合わせをした後、少ない車に乗り合わしてドライブに出発するという方法があります。これは、ガソリンを節約できる素晴らしいアイディアです。
ただし、このサービスエリアでの「乗り合わせ」は次の2つの点からオススメできません。
ひとつは、ドライブの帰りです。それぞれの車に乗るためには、一度高速道路を降り、再び反対方向の高速道路からサービスエリアに入る必要があります。つまりそれだけ無駄に時間とガソリン、高速料金が浪費されることになります。
もうひとつは、サービスエリアに無断で車を放置している場合、違法駐車としてレッカー移動させられる事があります。
たとえレッカー移動させられないとしても、行楽シーズンに長時間車を停めっぱなしにすることは、他の利用者に大きな迷惑となります。
これは高速道路に限らず、スーパーとかコンビニの駐車場でも同様です。車を乗り合わせる時は、一番遠くから来る人の車に順番に乗っていくか、駐車スペースを用意できる人の家に集合するしかありません。