狭い路地では路上駐車や用水路のレイアウトなどにより、2台が同時にすれ違うことが出来ないポイントがあります。
こういった狭いポイントでは、基本的に障害物のあるほうが停まって待つのがルールです。
時間的な余裕があれば、スパッと障害物をかわして前に出る
ただし、場合によっては対向車が来るまでに時間的に十分な余裕が空いていることもあります。このような状況では、モタモタしていると却って全体の交通の流れを妨げる事になります。
そのため「行ける!」と判断できる状況であれば、十分な安全を確認した後、スパッと障害物を交わした方が結果的にスムーズにいきます。
対向車線に出るのが怖いといっていつまでもダラダラと対向車を待っていると、あなたの後ろに大きな大渋滞が発生するかもしれません。
優柔不断な運転が一番危険!
こんな状況で一番やってはいけない運転は、途中まで車を進めていながら、そこで判断を変えて中途半端に停車してしまう事です。こういった状況では、進んできた対向車と狭いポイントで鉢合わせする事になり、最悪の場合、後から他の車が前後に詰まって身動きが取れなくなります。
また対向車が一旦進路を譲る気配をみせたのにも関わらず、あなたの車が途中まで進んだところで急に走りだすといったケースも考えられます。
こういった時には変に意地を張らず、即座に後退して道を譲ったほうが結果的には早くそのポイントを通過することができます。
こちらが譲る気満々で停車しているにも関わらず、なかなか対向車が進んでこない場合は、パッシングやヘッドライトの消灯などで対向車に意思を伝えてください。
人通りの多い商店街でのバックは禁物!
狭い路地で対向車とすれ違う時、路地にまったくすれ違う余裕が無いケースでは、自分の車を脇道へ突っ込んで対向車をかわすことがあります。
しかし一台目の車は上手くかわしたものの、後から進んできた対向車がなぜか停車したまま動かなくなるといった事もあります。これは二台目の対向車があなたのいる路地へと進入ようとしているからです。こういった時は、ゆっくりと路地をバックで脱出して進路を譲ってください。
ただし、人通りの多い商店街において路地からバックで脱出するのは非常に危険です。路地を歩いて通る人が次から次にあなたの車の後ろを横切ろうとするからです。こういった時には、めんどくさいでしょうが無理にバックをせず、そのまま直進して別の脇道から元の路地へと迂回しするのが安全です。
一歩先を予測した運転を
狭い路地では一歩先を予測しながら運転することも大切です。例えば狭い路地で100メートル先から対向車が接近している時、このまま自分も進めばちょうど50メートルのところで対向車とすれ違う事になります。
ただ、この50メートル先の路地は他の所よりも狭く、どう考えても二台がすれ違うスペース的な余裕はありません。こういった時は、そのままボーと車を進めるのではなく、自分の近くに対向車をかわすだけのスペースが無いか探してください。手前に手頃なスペースがあれば、そこで車を停車させ対向車を待ちます。こういった予想を運転に組み込むだけで、狭い路地でもスムーズに対向車とすれ違うことができます。