燃料やエネルギーの節約については、車の運転の仕方だけではなく、日頃の小まめなメンテナンスによっても向上させる事ができます。
またメンテナンスを徹底することにより、同時に愛車を長持ちさせる事もできます。
そこで今回は、メンテナスの中でも特に燃費向上に影響のあるポイントについて詳しく解説したいと思います。
エンジンオイル交換で燃費を向上させる
エンジンオイルを適正な距離で交換すると、低速域で15%、高速域でも10%の燃費向上が期待できます。
劣化したオイルを長時間使用し続けると、エンジンにダメージが及ぶ事になります。そのため定期的なエンジンオイル交換は、エンジンの機能保護にも役立つことになります。
いつもベストな状態で車に乗りたいなら、通常の使用で5000キロごと(もしくは1年に1回のどちらか早い方)には交換したいところです。
定期的なエンジンオイル交換は、手間も掛かるし数千円の出費も伴います。しかし、僅かな時間とお金を掛けるだけで、スムーズな乗り味と燃費向上、エンジン保護の3つが実現出来るのですから、考えてみればこんなお得な事はありません。
タイヤの空気圧を適正に保って燃費を向上させる
タイヤの空気圧も燃費に影響を与える重要なポイントです。タイヤの空気圧をチェックせずしばらく乗りっぱなしにしていると、タイヤの空気は徐々に抜けていき1ヶ月で数%の空気圧減少を招きます。
また、タイヤの空気圧が減ると路面とタイヤの抵抗が増え、結果的に燃費を悪化させることになります。
そのためタイヤは1ヶ月に1度程度の空気圧チェックを行い、1ヶ月の空気圧減少分を見越して5%程度多めに空気を充填しておけばいいでしょう(タイヤの適正空気圧は、自動車のドア周りにステッカーとして貼ってあります)。
タイヤの空気圧チェックや空気充填は、ガソリンスタンドのスタッフにお願いすれば気持ちよくやってくれます。自分でどうしてもやりたいという人には、セルフガソリンスタンドのタイヤ空気入れがオススメです。これもスタッフに聞けば親切に教えてくれると思います。
併せて携帯型の「小型空気圧計」を常備しておけば、常に正確な空気圧を計ることができます。
エコタイヤ装着で5%前後の燃費向上が期待できる
タイヤを「エコタイヤ」に替えるだけで5%程度の燃費を向上させることができます。ただし、エコタイヤは転がり抵抗を抑えるため、若干硬めに作られています。その結果、普通のタイヤから交換すると少し乗り心地が悪くなったと感じる人もいます。
タイヤの交換時期が近づいていて硬めの乗り心地が好きという人は、一度エコタイヤの購入を検討してみたはいかがでしょうか。
1年程度使ったエアフィルターは、8%も燃費を悪化させる
エンジンの燃費効率には、空気の吸気効率も大きく関わっています。そのため、1年ぐらい使った汚れたエアフィルターの場合、燃費効率が8%前後落ちると言われています。
8%といえば相当大きな数字です。燃費を向上させたいなら、半年に1回程度はエアフィルターを点検して、汚れている場合はすぐに交換してもらいましょう。
エアフィルターは自分でも簡単に交換できますので、興味のある人は「【DIY】エアフィルターの点検と交換(点検とメンテナンス)」のページを参考にチャレンジしてみてください。