雨の日の運転は、視界が悪くなる上にタイヤのグリップも下がるので、終始緊張した運転をしいられ疲労が溜まりやすくなります。
加えて傘や自分の靴についた水が車内に入り、ジメジメとした不快な気分にさせられます。
今回は、こんな雨に日に少しでも快適にドライブするための小技をいくつか紹介します。
フロアマットを濡らさない小技
雨の日に車に乗ったり降りたりする場合、濡れた傘や靴を車内に持ち込むことによって、ジメジメとした嫌な気分になります。加えて一番気持ち悪いのが、フロアマットがビショビショになって嫌な臭いを放ち始めることです。
こんな時にオススメの方法は、フロアマットの上にもう一枚ビニール製の薄いマットを重ねる事です。こうしておけば、濡れた傘や靴を車内に持ち込んでも、フロアマットが濡れてビショビショになる事はありません。
後は家に帰ってこのビニール製のマットを剥がすだけで、さらっとした気持ちの良い車内が蘇ります。
ただし、運転席側のフロアに敷く場合、フロア形状とマットが合っていないとアクセルやブレーキ操作を邪魔することがありますので、十分に注意してください。
シートを濡らさないために
大雨の時に困るのが、乗り降りの際に体が濡れてそのままシートまで湿ってしまうことです。フロアマットの場合は丸洗いすることができますが、シートの場合はそう簡単にいきません。こんな時、車内に大判のバスタオルを常備しておき、シートにかぶせれば「簡易シートカバー」としてシートの湿気を防ぐことができます。
ただし、雨でずぶ濡れになってから車内にバスタオルを拡げても遅いので、あらかじめ車外に出る前にシートに敷き詰めておいてください。
完全に水を防ぎたいといった人には、運転席だけにでも、防水性のビニールシートを掛けておくと安心です。
視界の悪い雨の日だからこそ使える裏技
雨の日は、視界も悪くなりタイヤのグリップも下がるので、車の運転にとっては何もいい事がありません。
特に夜間はヘッドライトの光が路面に吸収されて、白線が見えにくくなり大変危険です。
ただし、こんな雨の日の夜だからこそ使える、普通の日とは違った安全に走るための裏技があります。
前方に大きなトラックやSUVが走っている時、普通は視界が遮られて安全な運転がやりにくくなります。こんな時、雨天の夜であれば少し車間を大きめに取ってみてください。
前方の車の下に、そのもう一つ前の車のテールライトが雨で反射されて路面に映っているはずです。つまり雨の日であれば、普段見えないはずの一つ前の車の情報が、手に取るように見えるという訳です。
これによって早めにブレーキのタイミングが掴めますし、ウィンカーによって右左折の情報も知ることができます。
大きな水たまりを通る時の気遣い
最後に自分が快適に走るための小技ではありませんが、他者を不快にしないための小技というか気遣いを紹介します。
雨によってできた大きな水たまりを勢い良く通過するのは楽しいのですが、それによって他の車や歩行者が危険な思いや嫌な思いをすることがあります。
大きな水たまりを通過する場合は、余裕があればタイヤが通る場所をずらすとか、対向車が来ていれば速度を落として通るといったちょっとした気遣いをお願いします。