車には布製のマットやシートが装備されているため、ちょっとした事で臭いが染み付いてしまいます。明日はデートだといった時、車内に嫌な臭いが残っているとちょっと困ってしまいますね。
そこで今回は、車内のちょっとした臭いを効率よく消すための小技をいくつかご紹介したいと思います。
換気をする時はトランクも開ける
車内の臭いを消すには日頃から小まめな掃除を心がけて、雨などにより車内に湿気が持ち込まれた時には、車内をしっかりと乾燥させることが大切です。
また、車内を掃除した時には同時に全部のドアを開け放し、30分ほどかけて車内の空気を入れ替えることも必要です。
この時は4枚のドアだけではなく、トランクやリアハッチも開けておいてください。トランクは常に閉められていることが多く、湿気や臭いがこもりがちです。たまに時間を見つけて換気してやる事で、臭いやカビの発生を抑えることができます。
タバコの臭いを一瞬で消す方法
車内の人がタバコを吸った時、一瞬で車内の空気を入れ替える裏技があります。
例えば、ドライバーがタバコを吸った時は、ドライバー側の窓を3センチほど開け、同時に後席左側の窓も3センチほど開けます。
これにより、車内には対角線上に空気の通り道ができるため、車内の空気を効率的に入れ替えることができます。
この裏技は、タバコ以外の臭いにも有効ですので、覚えておくと便利です。
灰皿は窓際に
多くの一般的な自動車の場合、灰皿は運転席と助手席の間、オーディオやエアコン操作部の下に取り付けられています。
ただし、このように車内中央付近に灰皿があると、車内にタバコの臭いがこもりがちになります。
車内にタバコの臭いを残さないためには、窓際付近に灰皿を設置する必要があります。窓際に灰皿があると空気が抜けやすいため、車内にタバコの臭いが溜まりにくくなります。
芳香剤は使わない
車内の臭いが気になるからといって、やたらと芳香剤を使うことはあまりオススメできません。
多くの場合、車内に元からあった臭いと芳香剤の臭いが混ざりあい、なんともいえない嫌な臭いを発し始めるからです。
いくら掃除をしても車内の臭いが取れないといった場合は、あまり香りを発することのない消臭剤タイプがオススメです。
まあ消臭剤タイプも車内に臭いのもとが残っている限り、気休め程度の効果しかありませんが。
エアコンは一年中作動させておく
エアコンは夏だけ使い冬はオフにしているといった方も多いと思いますが、車内の臭いを気にするなら、エアコンは一年中オンにしておいてください。
エアコンはその構造上、エバポレーターという除湿機構に湿気を貯めやすいという特徴があります。そのため、冬にエアコンをオフにしていると、この湿気がいつまでもエアコン内に残り続け、カビや雑菌を繁殖させてしまうことになります。
このカビや雑菌があのエアコンの臭いの原因なのです。冬にエアコンをオンにするといっても、決してクーラーをオンにするといったことではありません。
マニュアルエアコンであれば「AC」というスイッチを入れ、フルオートエアコンであれば「フルオート」にしておくだけで十分です。