路上駐車をした後、用事を済ませて車に帰ってみると、前後の車の間が狭く脱出できなくなったという経験はありませんか?
これは、始めに車を停めた時、後ろに大きなスペースがあったため、油断して少し前に詰めて停めたのが原因です。
こういう場合、車はある程度前後に余裕がないと横移動はできませんので、前後のドライバーが帰ってくるまでただひたすら待つしかありません。
「もしドライバーが今日中に帰ってこなかったら?」、考えるだけでぞっとしてしまいますね。
路上駐車では1.5mの余裕スペースを確保して停める
こうならないためには、車を停める時、自分の車の前に1.5mほどの余裕スペースを確保しておくことです。
この余裕スペースがあれば、万が一後ろギリギリに車を停められたとしても、切り返し無しで駐車スペースから脱出することができます。
また、後ろギリギリといっても数十センチは間が開いているはずですから、普通は前後で合わせて1.5m以上のスペースが残されることになります。
万が一前の車が先に出て、その後に前スペースを残さずギリギリに別の車が停めた場合は、この方法を持ってしても対処のしようがありません。そのため、路上駐車をする際は素早く用事を済ませることが大切になります。
自分が路上駐車する時、前後の車が脱出するスペースが確保されているか
路上駐車で前後を挟まれ身動きがとれなくなるといった場合は、何もあなたの不注意だけが原因ではありません。後から来てわざわざ後ろにギリギリに停めた車にも大きな責任があります。
といっても、ドライバーが帰ってきたところを捕まえて咎めたとろで角が立つだけです。こういう場面は、自分が反対の立場に立ってみて、「路上駐車出来るぎりぎりのスペースがあったとしても、自分の車を停めると前の車が出られなくなるようなら停めるべきではない」という事を覚えておくだけで十分です。
路上駐車で身動きが取れなくなった時の裏技
どれだけ注意していても、路上駐車で身動きが取れなくなることはあります。こんな時、ドライバーが帰ってくるまで待つ時間があればいいのですが、多くの現代人の場合そういう余裕も無いでしょう。
そこで最後に、路上駐車から脱出するための「裏技」というか「力技」と伝授しておきます。それは、レッカー車を呼んで自分の車を引き上げてもらうという方法です。
これなら、要請してから数十分で脱出できますし、自分や他の車を傷つけることもありません。ただし、レッカー作業中にドライバーが帰ってくると、ちょっと寂しい気持ちになるかもしれませんが。