ちょっと市街地に用事がある時、少しの間だけ停めるのにぴったりなのが「パーキングメーター」が設置された路上駐車場です。
このパーキングメーターのある駐車場、普段はほとんどの場所が駐車禁止なのですが、ある時間、日曜以外の9時から21時までと区切って駐車することが許される不思議な空間です。
パーキングメーターに300円を投入すると、ステッカー式の駐車券が発行されこれをウィンドウに貼り付けることで、60分の間に限り駐車することができます。
このパーキングメーターの駐車場は、路上の脇に設置されている事がほとんどで白線で一台ごとに駐車スペースが区切られています。そのため、駐車する際には縦列駐車のテクニックが必要になります。
ただし、前後に2台分のスペースがあれば、前のスペースに車を突っ込み、そこから後退することで駐車することもできます。3台以上なら前進しながらの駐車も可能ですね。
パーキングメーター式駐車場は渋滞の時停めにくい
これに対してちょっと厄介なのが、駐車場には一台分のスペースしか空いてない、加えて走行車線の交通量が多い、もしくは渋滞している場合です。
こんな場所で縦列駐車をしようとすると、一旦前に出てそこからバックする必要がありますが、後続車両が続々と来ている場合は簡単にはいきません。
後続車両に駐車の意思を伝える
そこでまずは後続車両に駐車の意思をつたえる必要があります。左ウィンカーを出しながら除々に減速して左に寄せていきます。これだけで勘のいいドライバーなら、減速して縦列駐車するためのスペースを確保してくれます。
この時やってはいけないのはハザード点灯です。ハザードを点灯させると後続車両は、「前方に何かあるのかな?」、もしくは「お礼を伝えようとしているのかな?」、「故障のためその場に停車するのかな?」と色々考えを巡らせ戸惑ってしまうからです。
後続車両が意地悪をしてくる場合
中にはこちらの駐車の意思を分かっていながらも、意地悪でどんどん間を詰めてくる乱暴なドライバーもいます。こういう輩の場合、本気で相手をしていても何も良いことはありません。こんな時は素直にそのスペースを諦め、通過するのが一番です。
駐車スペース前後にある程度余裕がある場合
同じパーキングメーター式駐車場といっても、その地域により駐車スペース前後の余裕はまちまちです。前後のスペースにある程度余裕がある場合、後続車両がまったくスピードを緩めてくれないといった時でも、自分の鼻先を駐車スペースに突っ込むことで切り返しながら駐車できることもあります。
この場合、まず自分の車の鼻先を駐車スペースに突っ込み、後続車両の通過を待ちます。その後ゆっくりと車を切り返して駐車してください。