次の角で自動車が一旦停止を無視して飛び出してくるとか、右折レーンに停車している車が急に気を変えて本線に戻ってくるとか、道路を自動車で走っている時、あらかじめ相手の次の動きが予測できれば事故を起こすことはありませんね。
これは相手も同じで、予めこちらの次の動きが正確に伝わっていれば、徐行したり一旦停止をして、事故に繋がるリスクを避けることができます。
ただし、人間は機械ではありませんので、「常に相手の意思を正確に読み取る」というような便利な機能は備わっていません。相互の意思疎通をはかるためにはそれなりの配慮や注意深さが必要になります。
相手の微妙な動きから次の行動を予測する
例えば、相手がウィンカーを出さずに次の交差点を右折しようとししている時、少しずつ右によりながら減速するはずですから、その微妙な動きを注意深く観察することで、そこから次の行動を予測することができます。
また、脇道から本線に合流しようとする車の場合、反対車線ばかりに気を取られてこちらにまったく注意を向けず、減速をする気配も感じられなければ、一旦停止せずにそのまま本線に合流してくる可能性が高いです。
このように、相手に何の積極的な意思表示が見られないときであっても、注意深く観察することで相手の次の動きをある程度予測することができます。
次の行動をしっかりと相手に伝える
反対に、自分が右折しようとしている時には、しっかりとウィンカーを出して相手に次の行動を伝えます。
脇道から合流しようとする場合も、ウィンカーを出し、しっかりと一旦停車してから、顔が見える時には相手に目線をきっちり向けます。こうすることで、「この車は本線に合流しようとしているが、こちらが完全に通過するまでは合流してこない」という事が相手に確実に伝わる事になります。
コミュニケーション能力が大切
道路を安全に走るためには、こうしたお互いの意思疎通がしっかりと行われる必要があります。つまりコミュニケーション能力が大切になるというわけです。
自分の意思をしっかりと相手に伝え、相手の行動を的確に先読みすれば、無理や無駄の無いスムーズで親切な運転ができるようになります。こういったドライバーの運転する車に乗っていると、同乗者もリラックスして快適なドライブを楽しむことができます。
相手の性格を読み取る
また、「相手の行動を先読みする」という運転から一歩進んで、「相手の性格を読み取る」という事も大切です。
郊外の幹線道路をのんびりと走っている時、後方から猛烈な勢いで走ってきて乱暴に前車を煽る車がいます。
こういった車に煽られるとついつい「意地でも先に行かせるか」とばかりに、法定速度でノロノロ走り出す人がいますが、こういった場合は広い場所で車をかわしてさっさと道を譲ったほうが賢明です。こんな下品な走り方をする人間にまともな人がいるはずもありません。万が一あなたに何かあったらそれこそ面倒です。
あなたがあえて何かしなくても、どうせこんな人間は人生のどこかで大きなしっぺ返しを食らうのがおちです。放っておきましょう。