ホイール・アライメントを調整する【点検とメンテナンス】

前回このコーナーではタイヤの点検について、「タイヤの点検【点検とメンテナンス】」のページで詳しく解説しましたが、タイヤを点検しているとトレッド面の一部分だけに「偏磨耗」が起きていることがあります。

このタイヤの偏磨耗は、本来路面に垂直に接地するはずのトレッド面が、足回りの歪みなどを理由とした「ホイール・アライメント」の狂いによって、歪んだ方向から路面に接地しているために起こる症状です。

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ホイール・アライメントはちょっとした衝撃により狂うことがある

タイヤを支えるサスペンションは様々なロッドで構成されているため、ちょっとした衝撃で狂いが生じる可能性があります。例えば、縁石にタイヤをぶつけてこじるとか、いつも大通りに出る時、片側のタイヤだけ大きな段差を乗り越えるといった事が繰り返されるだけでもアライメントは崩れる可能性があります。

また、ホイールのインチアップや、足回りの交換など足回りの改造もホイール・アライメントを狂わす原因となります。

そこで今回はこの「ホイール・アライメント」の狂いについて、点検の仕方および修正方法について解説したいと思います。

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タイヤの偏磨耗でチェック

タイヤのトレッド面に不自然な偏磨耗がおきている時、多くの場合、ホイール・アライメントの狂いが疑われます。ただ、タイヤの中央だけが摩耗する、タイヤのショルダー両側が極端に摩耗するといった場合は、ホイール・アライメントの狂いではなく、タイヤ空気圧の調整不足によるものです。

これに対して、タイヤショルダーの外側だけとか、内側だけで起こる偏磨耗は、空気圧の影響ではなくホイール・アライメントが狂っている事によるものです。

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操縦性の違和感

また、ハンドルが片側に極端に取られるとか、直進性が悪い、走行安定性が悪いといった場合もホイール・アライメントの狂いが疑われます。

正確な点検と調整はプロに依頼する

これらの症状が見られた時には、高い確率でホイール・アライメントが狂っていますが、素人が正確にこのホイール・アライメントの狂いを判別することはできません。

そこで、これらの症状のうち何点か気になる症状がある場合は、なじみのディーラーかカーグッズショップ、整備工場などへ車を持ちこんでホイール・アライメントの点検と調整をしてもらう事になります。

測定の料金は5,000円くらいから、4輪トータル・ホイール・アライメント(測定込み)は20,000円くらいからとなる事が多いようです。

ホイール・アライメントの狂いは燃費や走行フィールだけではなく、もしもの場合の安全性能にも影響する重要な要素です。測定だけなら5,000円とそれほどの額ではありませんから、気になる場合は一度チェックしておく事をオススメします。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)