ランドローバー社が開発している「レンジローバー」ブランドの新モデル「レンジローバー・ヴィラー」が、スウェーデンの寒冷地テストコースで目撃されました。
シルエット上からは、レンジローバースポーツによく似たクーペライクなルーフ形状が確認できますが、厳重にまだら模様による偽装がほどこされているため、細かい部分まで確認することはできません。
ベース車両には「ジャガー・F-Pace」が使われていますが、確認できるシルエットは「レンジローバー・イヴォーク」と、「レンジローバー・スポーツ」を融合させたようなデザインです。
「L560」とコードネームで呼ばれるこの新しいモデルは、レンジローバーにおける4番目のモデルとなります。開発チーム内では「ヴィラー」という愛称で呼ばれていますが、これが正式な商品名となるのかは現在のところ分かりませんが、2016年初頭に「ヴィラー」名義で特許が出願されています。
※動画は2016年のパリモーターショーで発表された「新型ディスカバリー」です。
目次
- ライバルは「BMW X6」と「メルセデスベンツGLEクーペ」
- 発売は2017年後半
- 搭載されるパワーユニット
- 現在明らかになっている「ヴィラー」の情報
ライバルは「BMW X6」と「メルセデスベンツGLEクーペ」
この「ヴィラー」は世界的に増加するプレミアムSUV販売台数に対応するべく、ジャガー・ランドローバー社が新たに開発したモデルです。
ライバルとして想定されているのは、ラグジュアリー・スタイリッシュSUVの「BMW X6」や「メルセデスベンツGLEクーペ」です。
発売は2017年後半
ランドローバー社では「ヴィラー」の発表を間近に控え、現在、開発は最終段階を迎えています。
すでに「新型ランドローバー・ディスカバリー」は、2016年のパリモーターショーでワールドプレミアが行われていますが、このスポーティなSUV「ヴィラー」の発表は2017年の春に予定されています。
イギリスのランドローバー直営のディーラーによると、「ヴィラー」の販売は2017年の後半を予定しているそうです。価格は最上位グレードで60,000ポンド(約866万円)以上が見込まれているそうです。
搭載されるパワーユニット
この「ヴィラー」には、直列6気筒と直列8気筒のガソリンエンジン、並びにディーゼルエンジンの搭載が予定されています。アルミニウムブロックを使った近代的なエンジンになる予定で、パワーと共にエネルギー効率の高さも期待されます。
現在フォードから供給されている「V6型エンジン」は、この「ヴィラー」への直列6気筒エンジン搭載を皮切りに、除々にその生産数を減らしていく事になる可能性があります。
現在明らかになっている「ヴィラー」の情報
発売予定:2017年後半
搭載されるエンジン:3リッター直列6気筒ガソリンエンジン&ディーゼルエンジン(直列8気筒エンジンについては詳細不明)
エンジン出力:ガソリンエンジン 300ps/400ps/500ps
エンジン出力:ディーゼルエンジン 275ps/335ps/400ps