最近は多くの車にETC車載機が積まれていますが、「高速道路に上がるのは数年に一度」という人の場合、ひょっとしたらETC車載機を装備していないかもしれませんね。
また、ETCカードはクレジットカードに紐付けられることで発行されるカードです。そのため、無職であったり債務整理をした経験のある人の場合は作る事が難しいでしょう。
実際に平成23年度のデータを見ますと、高速道路の全利用者のうち、ETCカードを持っていない人の割合は10%ほどに達します。
ETCカードを使って高速道路を利用すると、様々な割引制度を利用することができるため、できればカードを作っておいたほうが良いのですが、希望しても作ってもらえない人の場合はしかたありません。
そこで、今回はこういった人のために、「現金決済による通常の料金所のスムーズな通過の仕方」を説明します。
ETCゲートのスムーズな通過の仕方については「【運転のコツ】高速道路 | ETCゲートを通って料金所を通過するときのポイント」を御覧ください。
どの料金所に並ぶかによって通過時間に大きな差が開く
料金所ではいくつかのレーンに分かれて数台の料金所が設置されていることがあります。このうち「ETC車載機を装備していない車」は、「ETCゲート」に進入することはできません。
そのため、残りの「現金決済の料金所」に進入する事になりますが、どの料金所に並ぶかによって通過時間が大幅に変わる事があります。これは、運が作用する部分もあるので、「ここに並べば必ず早く通過できる」という料金所はありません。それでも、ある程度の傾向を読むことで比較的早く通過できる可能性を高めることはできます。
一番早く通過できる料金所を見極めるコツ
例えば、女性が運転する車が多く並んでいる料金所の場合は、比較的流れが遅くなりがちです。これは、のんびり安全に運転している人が、女性に多いためです(もちろん中にはせっかちな人もいますが、あくまで全体としての傾向です)。
それから、トラックやバスの並んでいる料金所の場合は、一台のスペースが大きいため、一回の決済で進む距離が普通自動車の数倍となります。ただ、最近のバスやトラックは、ほとんど「ETC車載機」を搭載しているのでこのテクニックはほぼ役に立ちません。
また、いくつか料金所がある時は、左側の料金所の方が流れが早くなりがちです。右側のレーンには直進してきた車が何も考えずにそんまま並ぶため、比較的台数が多くなります。
また、遠くの地域ナンバーを付けている車は、料金が多くなり支払いの受け渡しに時間を取られる傾向があります。
これらの情報を瞬時に判断して一番流れの早そうなレーンに並べば、料金所を早く通過する可能性を高めることができます。
料金所を決める時の注意点
この料金所に並ぶ時、気をつけて欲しいことが一つあります。並ぶレーンを決める時は、料金所のレーンが分岐する所までに決めて、その後は迂闊に他のレーンにしないという事です。途中で並ぶ料金所を変えようとして、斜めにレーンをまたいで走れば後続車から追突される可能性が大きく高まります。