初級者向けラリーカーの作り方(室内編)【ラリー入門】

ラリーはその競技ごとに様々な違いがあり、どのようなラリーに出場するかによって「ラリーカー作り」も変わってきます。

これは、初心者向けのラリーカーでも同様で、ターマック(舗装路)主体のコースなのか、グラベル(非舗装路)を走る頻度が多いのか、スペシャルステージ(SS)はあるのかといった要素を考慮する必要があります。

加えてラリー初心者であれば競技に大金をつぎ込む人は少ないでしょうから、「どの装備を優先させて装備するのか」といった事も大切になります。

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目次

  • ナビゲーター関連のツール類(ラリーコンピュータなど)
  • シートベルト
  • 消化器
  • ロールバー
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ナビゲーター関連のツール類(ラリーコンピュータなど)

ラリーに出場するためにまず装備しなければ話にならないのが、「ラリーコンピュータ」です。「ラリーコンピュータ」は主催者から区間ごとの走行速度を決められ、その時間に沿ってどれだけ正確に走る事ができるかを競うラリー(リライアビリティ・ラン)には必ず必要となる装備です。

この「リライアビリティ・ラン」では、ナビゲーターが「ラリーコンピュータ」と「コマ地図」を使ってドライバーに正確な指示を与えるという大切な役割を担います(詳しくは「リライアビリティ・ランとは【ラリー入門】」のページをご覧ください)。

この作業を昔のラリーでは、時計、計算機、トリップメーターの3つを使ってナビゲーターがその都度計算していたのですが、現在は「ラリーコンピュータ」のおかげで無駄な作業が軽減され、ラリーコースの指示に専念できるようになっています。

ただ、最近はラリー人口が減少していることもあって、新しいラリーコンピュータがなかなか開発されていませんでした。

ところが最近はタブレット端末の登場によってアプリを開発するだけで済むようになり、幾つか新しい「ラリーコンピュータ」アプリが登場しています。このアプリ型「ラリーコンピュータ」は、タブレットのGPS機能を使う事で正確にラリーコースを把握できるようになっています。

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シートベルト

ラリーカーで高速走行中に転倒してしまうと、ドライバーやナビゲーターには大きな衝撃が加わる事になります。この時、頑丈なシートベルトを装着していれば、車外に放り出されたり、フロントガラスやインパネに体を強打するといった最悪の事態を避ける事ができます。

また、シートベルトはスポーツ走行用のバケットシートと合わせて使用することで、乗員の体をラリーカーにがっちりと固定する働きを強めることができます。

ドライバーの体がしっかりとラリーカーに固定されていれば、ラリーカーが激しく振動するようなグラベル(非舗装路)でも、正確で安定したドライビングを行うことができます。ナビゲーターも自分の体の心配をせず、ナビ業務に集中することができます。シートベルトは万が一の安全性だけではなく、普段のスポーツドライビング時にも大きな効果を発揮してくれる重要なアイテムなのです。

このシートベルトですが、装着する際は、スポーツドライビングような頑丈なものを購入してください。最低でも、4点式、できれば5点式タイプのものであれば安心です。乗員の体をがっちりと固定してくれている頑丈なシートベルトですが、万が一の際はバックルを「ワンプッシュする」だけで簡単に外すことができます。

消化器

消化器はラリーの「車両規定」に定められている装備ですので、必ず装備する義務があります。具体的な消化器の種類は「乾性化学消化器」で内容量は1.5リッター以上のもの、もしくはこれと同等以上の性能が保障されているものに限られます。

装備される場所は助手席の前方のパネルと規定されており、パネル面しっかりと固定されていなければなりません。また同時に、万が一の時には簡単に取り外してすぐに使えなければなりません。

ロールバー

ロールバーは車体の剛性を上げるボディ強化パーツの効果と、転倒時にキャビンを衝撃から守るという2つの効果があります。そのため、コースアウトや転倒の多い初心者にこそ装備しておいて欲しいアイテムです。

安いものなら3万円代から購入することができますが、後席に大きくはみ出して乗員数を変更する必要がある時は、新たに「構造等変更検査」を受けて車検を取り直す必要があります。つまり購入の際は、「室内に張り出しの少ないもの」を選んだ方が後々余計な手間がかからずに済むという事になります。

初級者向けラリーカーの作り方(足回り編)【ラリー入門】」に続く

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)