フォルクスワーゲン本社による公式アナウンスメントによると、2017年1月にアメリカのデトロイト市で開催される「デトロイトモーターショー」において、「新型 VW ティグアン オールスペース(第二世代)」が公開される予定です。
VWティグアンは、VWゴルフのプラットフォームをベースに設計された「クロスオーバーSUV」です。
これに合わせてフォルクスワーゲン本社からは、「新型 VW ティグアン(第二世代)」のスタイリングを表した「ファイナル・スケッチ」が2枚公開されています。
※動画は「VW ティグアン GTE アクティブコンセプト」のものですが、今回VWから公開された「次期 ティグアン(第二世代)」のファイナルスケッチと非常によく似ているため、このコンセプトカーのベースモデルが「次期 ティグアン(第二世代)」ではないかと推測されます。
目次
- 外観(エクステリア)
- 内装(インテリア)
- デトロイトモーターショーで初お披露目される訳
- 兄弟車シュコダ コディアックとの共通点
外観(エクステリア)
柔らかでふっくらとしたラインで構成された現行型ティグアンと大きく異なり、がっちりとした直線基調のスタイリングとなります。ヘッドライトやグリル、フロントバンパーにもキリッとした歯切れの良いデザインが与えられ、力強い格好良さと知的な雰囲気が見事に同居しています。
内装(インテリア)
直線基調となるデザインテイストは内装でも繰り返され、現行型ティグアンのイメージとは違ったクリーンな上質感が演出されています。
このオールスペースは、新型 ティグアン(第二世代)のホイールベースを110mm拡大して室内スペースを拡げ、3列シートを装備する事によって7人が乗車できるように改良されたモデルです。
デトロイトモーターショーで初お披露目される訳
このロングホイールベース版の新型ティグアンが、デトロイトモーターショーで初お披露目されるのには大きな理由があります。
欧州市場では比較的小さな車が好まれるため、主に欧州市場を狙って設計された「新型ティグアン(第二世代)」はSUVとしてはコンパクトな部類に入ります。
しかし、逆にアメリカ市場では大きなボディの車が好まれるという事情があるため、新型ティグアンをアメリカ市場に導入するにあたって、VW本社ではホイールベースを拡大した「オールスペース」を開発したという経緯があります。
そのため、この「新型 VW ティグアン オールスペース(第二世代)」を初お披露目する場所として、メインマーケットとなるアメリカが選ばれているのです。
兄弟車シュコダ コディアックとの共通点
「VW ティグアン」とチェコの自動車メーカー「シュコダ(VWグループ)」が生産する「シュコダ コディアック」とは、兄弟車であるため大まかなシルエットには強い共通性を伺うことができます。ただ、外板パネルには多くの部分で専用パーツが使われており、両者の外観イメージは随分と違うものに仕上がっています。
内装についてもそれは同じで、メーター類やスイッチ関係など目につくところに共用化の兆候を見つけることはできません。ただ、この3列シートの構造につては「シュコダ コディアック(7人乗り)」と非常によく似ており、見えない部分で共用化が計られているのが分かります。
※動画はシュコダ社の「新型 コディアック」です。
なお「新型ティグアン(第二世代)」の欧州での発売日は2017年の夏に予定されています。
(参考:CAR Magazine website)