野菜工場やカタログ販売など、経営の多角化を進めるガソリンスタンド業界【コラム】

車のエネルギー効率向上や、少子高齢化のあおりを受けて徐々に経営が苦しくなってきているのが、ガソリンスタンド業界ですが、あなたの周りのガソリンスタンドも徐々に撤退するお店がちらほらと目立つのではないでしょうか?

そこで最近のガソリンスタンド業界では、ガソリン販売だけではなく、その他の業種にも手を広げて経営の多角化を図るお店が増えています。

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野菜工場の経営

意外なところでは、野菜工場経営への進出があります。一見ガソリン業界と全く関係のない仕事ですが、実は野菜工場では多くのエネルギーを使うため、重油や灯油を安く仕入れることのできるガソリンスタンドが有利なのです。

また、工場を増やせば閉鎖したガソリンスタンドのスタッフを続けて雇用し続ける事もできるので、一石二鳥ともなります。

収穫した野菜をJAやスーパーに卸すだけでなく、自分のガソリンスタンドの一角で販売すれば、お客さんは給油のついでに買い物もできるし、お店の利益も増えて言うことありませんね。

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ブランド品のカタログ販売

また、石油元売り会社の巨大なネットワークを活かした「カタログ販売」という商売もあります。

これは、ガソリンスタンドのカウンターにブランド品のカタログが置いてあり、給油のついでにブランド品が安く買えると評判になっています。

石油元売り会社は、世界中に販売・仕入のネットワークがあるため、これを活かして注文と同時に「一番安く仕入れることのできる国」から直接配送します。そのため、少し到着までに時間は掛かりますが、偽物を掴まされる心配もなく安心して安いブランド品を買うことができるという訳です。

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ガソリンスタンドと関係の深いサービス

最近よく目にするガソリンスタンドの商売には、車検サービスの販売やカーリース、レンタカーなどがあります。

これは、ガソリンスタンドと関連性の深い商売でもあるため、多くのガソリンスタンドが進出しています。車検をガソリンスタンドから申し込めば、しばらくガソリンの割引を行うという嬉しいサービスをつけるお店もあります。

また、この3つの商売は相性が良く、カーリースで返却された車を使って、車検の代車としたり、レンタカー用の車両として使ったり、3つを上手くつなげれば無駄なくビジネスを回転させることができます。

カー用品店と連携

ガソリンスタンドには昔から車のためのバッテリーやタイヤなど幾つかのカー用品が置いてありますが、カー用品店やネットでの値段を知っていると、あまりに値段が高いのでほとんど利用される事はありません。

そこで最近では、直接カー用品店と提携することで、ガソリンスタンド内に小さなカー用品店を設置し、安くお得な商品を提供するというお店があります。

値段に関心が無いお客さんを捕まえて粗利を稼いでいたようなガソリンスタンドからすれば迷惑な話ですが、普通の消費者からすれば、市価の常識的な価格でカーグッズを買えるようになるのでとても喜ばれています。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)