進みたい方向の車線に入れない
スムーズで安全な運転のためには、交差点に差し掛かるかなり手前で、余裕を持って進みたい方向の車線に入っておきたいところですが、初めて行った土地勘の無い場所ではそうもいきません。
前後が混雑していて、進みたい方向とは違う車線に入ってしまった場合は、すみやかにウインカーを出して、車線変更したいという意思を後続車に伝えます。普通は入るスペースがあれば、そのまま入れてもらえますが、中には「行かせるもんか!」とばかりに強引にスペースを詰めてくる人もいます。
こういう場合は無理をせず、その車の後ろに入るか、車線変更を諦めてその交差点を通り過ぎ、どこか安全な場所でUターンをして進路を修正しましょう。
こういう間違えを良く起こすという自覚のある人は、ナビゲーションを使うことをオススメします。最近のナビゲーションは、交差点や高速道路の分岐点などに差し掛かる前から、進む方向を案内してくれるので、車線の入り間違いといったトラブルを未然に防ぐことができます。
特に、土地勘の無い場所では有効なアイテムです。安全ばかりでなく、結果的に燃料消費も抑えられるので、十分に投資しただけのメリトは得られます。
本線に合流後、進みたい方向の車線が渋滞している
こういうシチュエーションもよくありがちです。こういう場合は、最初の車線に合流し始めた時点で、次の車線に入りたいという意思表示のウィンカーを早めに出してみてください。後続車がスピードを緩めてスペースを開けてくれたら、前後左右をミラーと直視で頻繁に確認しながらゆっくりと合流します。
この場合も、スペースを詰められて合流できない時は、この交差点での合流は諦めて、どこか安全な場所でUターンをしてください。
渋滞中に車線変更をする時のマナー
合流させてもらう時に大切なのは、強引に自分の車の鼻先を相手の前にねじ込まないという事です。強引に割り込まれて相手が気分を害せば、その後どんなトラブルになるかわかりません。また、クラクションを鳴らしながら相手を威嚇するなどという行為も控えるべきです。
相手が親切に入れてくれた場合は、軽く手を挙げてにっこり微笑みましょう。おじぎをするというのも中々感じの良いお礼の仕方ですが、お辞儀する一瞬の間、視覚情報が途切れるということと、相手から分かりにくいという欠点があります。
安全確認にいっぱいいっぱいで、お礼をする余裕がないという人は無理にする必要はありません。ただ、余裕が無いというのもある種の危険な状態です。おそらくそういう人は、自分の対処できる以上のスピードで車を運転しているために、余裕が無くなっているのだと思います。
車の運転はゆっくりスムーズにを心がけてみてください。まれに、気の短い人がいて、あなたのゆっくりした運転にクラクションで抗議をしてくるかもしれません。そういう時は、「気の短い人がいるな~」ぐらいの気持ちで、気にしないのが一番です。