【運転のコツ】メーター表示の見方(朝の運行前 点検)

毎日、自動車を運転する前に点検をしている人は少ないと思いますが、外観を簡単に見たり、運転席から計器を確認するだけでできますので、時間に余裕のあるときは挑戦してみてください。この朝の簡単な運行前点検を行うだけで、大きなトラブルを回避できる場合もあります。

その中でも、メーター類の見方は運転席から視線を動かすだけでできる一番簡単な点検です。ただ、メーター表示内には見慣れない記号や絵文字が多く、興味のない人にはチンプンカンプンかもしれません。

そこで今回は、このメーター内の記号や絵文字について解説してみたいと思います。

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メーターのデザイン

メーターには、1眼タイプから、2眼タイプ、または3眼タイプまでさまざまなデザインが存在します。普通のコンパクトカーであれば、「タコメーター」と言われるエンジン回転計を省いた「1眼タイプ」や「2眼タイプ」が多く採用されます。逆にスポーティな車には「3眼タイプ」が採用されます。「1眼タイプ」や「2眼タイプ」は表示される情報が少ないですが、その分ひとつひとつの要素が大きく表示されるので、視認性が高いというメリットがあります。

また最近の電気自動車やハイブリッドカーには、全面がデジタル表示になった「液晶モニタータイプ」も存在しています。

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スピードメーター(速度計)

スピードメーターには、車のその時の速度がリアルタイムで表示されます。運行前は当然、0km/hを指しているはずです。
余白スペースには、デジタル表示やカウンター表示で「オドメーター(走行距離表示)」や「トリップメーター(区間距離表示)」がレイアウトされています。

オドメーターでは、車が製造されてから走行したすべての距離が表示されています。これを頼りに、点検や部品交換の時期を判断します。

トリップメーターでは、近くに装備されたリセットスイッチを使い、自分の任意のタイミングから距離を測り始めることができます。オイル交換の時期や、満タン法による燃費の計算、ある区間の距離を測るときに便利なメーターです。

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タコメーター(エンジン回転計)

タコメーターでは、エンジンの回転数を知ることだできます。運行前は、「0回転」を指しているはずですが、エンジンを始動してアイドリング状態になると、わずかに針が動いてエンジンが低速回転している事を示します。

エンジンの過回転を防ぐために、高回転域ではメーター外周に赤い表示がされています。これは、「この回転数まで回してはいけない」という意味の表示です。

水温計と燃料計

水温計にはエンジンを冷やしている冷却水の温度が表示されています。この温度が上がりすぎると、エンジンがオーバーヒートを起こして動かなくなります。また、普通に運転しているだけなのに、異常に温度が上昇するということは、すでにエンジン内で何らかのトラブルが起きているということです。その場合は無理に運転するのは控え、早急にサービス工場やディーラーに連絡しましょう。

燃料計には、残りのガソリン量が表示されています。ガソリンの測り方は、ガソリンタンク内に簡単な仕組みの浮き(フロート)を浮かせて測るという原始的な仕組みです。つまり正確な残量を表示しているわけではありませんので、くれぐれもギリギリまで走って補給しようなどとはせず、ある程度の余裕を持って補給することをお勧めします。

シフト表示(オートマチック車)

「P(駐車)」「R(後退)」「N(ニュートラル)」「D(ドライブ)」「2(2速)」「1(1速)」などと、オートマチック車では、トランスミッションのシフト位置を表示する計器が装備されています。この表示を使うことで、ドライバーは手元を見ることなくスムーズな運転が可能になります。

その他の記号や絵文字など

大きなメーター表示については以上ですが、メーター内には様々な小さな記号や絵文字が表示されています。

ヘッドランプ上向き表示灯

ヘッドランプ表示灯とは別に、ヘッドランプが上向きになっていることを示す表示灯です。対向車と頻繁にすれ違うような市街地では、下向きにしておきましょう。

エンジン警告灯

エンジンに何らかのトラブルが生じた際に点灯する警告灯です。

ブレーキ警告灯

パーキングブレーキが引かれている時や、ブレーキの油圧が不足している時に点灯する警告灯です。

半ドア警告灯

いずれかのドアがしっかりと閉じられていない時に点灯する警告灯です。上級車種では、表示内のドアと閉まっていないドアが連動して細かく点灯します。

燃料残量警告灯

ガソリンタンク内に、一定以上のガソリンが無くなると点灯する警告灯です。ガソリン残量の測り方は大雑把なものですから、この警告灯が点灯する前に、燃料補給するのが安心です。点灯時のガソリン残量はメーカーや車種によって様々ですので、もしもの時のために普段から調べておくといいでしょう。

油圧警告灯

エンジンオイルに異常が生じると点灯する警告灯です。

シートベルト警告灯

ドライバーのシートベルトが閉まっていないと点灯する警告灯です。車種によってはけたたましい警告音とともに表示されます。ドライバー以外の乗員の体重を検知して警告するタイプのものは、手荷物などでシートに負荷がかかっていると点灯する場合もあります。

バッテリー警告灯

バッテリーに異常が発生すると点灯する警告灯です。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)